11月3日に発売されたiPhone Xですが、筆者とその家族で合計2台を同時期に購入しました。しかし手にして2週間ほどしか経っていない家族のiPhone Xが、不注意から地面に落下し、ディスプレイにひびが入りました。
 
これまで何台かiPhoneを利用してきましたが、落下などで故障したことは一度もなかったことから、端末購入時にAppleCare+に加入せず、その結果実費での修理となりました。
 
この記事では、持ち込み修理の予約から修理の完了までの流れをまとめました。もしものときはぜひ参考になさってください…。

ちょうどカバーとフィルムの間を直撃!画面を横断するひびが…

事故が起きたのは12月6日。家族によると、iPhone Xを一時的に胸ポケットに入れ、そのことを忘れてかがんだ際に、滑り落ちて地面に落としたそうです。カバーとフィルムは付けていたのですが、運悪くちょうどその間の部分をぶつけてしまったのです。
 
画像では光の加減でそれほどひどいひびには見えないのですが、よくよく見るとぶつけた側の、画面に向かって左側から右側にかけて、横断するようなひびが入っています。フィルムを付けているから紙一重で崩壊していないような印象です。
 

 
iPhoneを利用する上では大きな影響はない程度のひびではありましたが、やはりせっかく美しいフルスクリーンディスプレイなのに…という気持ちになり、修理をすることにしました。

いざ修理予約!パソコンやスマホから申し込み

iPhoneが故障した際に修理するには、Apple正規サービスプロバイダに持参して修理する「持ち込み修理」、Appleに郵送して修理してもらう「配送修理」の正規の修理方法のほか、街のiPhone修理サービス店でも修理してもらえます。
 
街の修理店での修理は、正規の修理方法よりも修理費用を安く済ませられる反面、iPhoneを分解したことが改造したものとみなされ、Appleの製品保証外となってしまう可能性もあるほか、安価なパーツなどで修理をしたことで新たな不具合が発生する可能性も否定できません。筆者は正規の方法をオススメします。
 
それで、今回は毎日使うiPhoneを修理するため、数日かかる配送修理よりも持ち込み修理を選びました。修理を申し込むには、パソコンやスマートフォンなどからAppleサポートのページへアクセスし、修理をしたい端末やどのような問題があるかなどを選び、持ち込みまたは配送のどちらにするかを選択します。
 

iOS搭載端末の場合は「Appleサポート」アプリからが簡単

 
iPhoneの場合は、iOS端末向けのApple公式アプリ「Appleサポート」からも修理予約ができます。アプリを起動して「サポートを利用する」タブを見ると、サインイン中のApple IDに紐づけされたApple製品が一覧表示されるので、修理したい端末を選びます。
 

 
修理したい端末の状況について適当なものを選択します。選択肢にない場合は「トピックにない」を選んでオペレーターとチャットや電話で相談することもできます。
 

 
筆者がiPhone Xで画面のひび割れを選んだ際は、配送修理は選択肢にはでてこず、持ち込み修理だけが選べる状態でした。
 

 
Appleサポートアプリで現在地情報へのアクセスを許可していると、周辺にある修理可能な店舗の情報が表示されます。「次に対応可能」の欄はその店舗で予約できる最短の時間枠で、「Appleプレミアムサービスプロバイダ」の店舗は一覧表示の画面でその旨表示されます。
 

 
店舗をタップすると予約日時を選ぶ画面になります。希望する時間帯をタップします。
 

 
修理予約の日時と店舗の場所、修理するiPhoneの状態やApple IDに登録している所有者の情報の確認画面が表示されます。表示内容で問題なければ「予約」ボタンをタップすることで修理予約が完了します。
 

 
「ご予約の手続きが完了しました」画面が表示されたら予約できました。あとは予約した日時に、修理する端末と、現金払いする場合は修理費用、本人確認書類を持って訪れます。
 

 
「タスクを実行」ボタンをタップすると、修理に訪れる前に自身でしておくことが表示されます。修理を依頼すると端末内の情報を全リセットするため、あらかじめバックアップをとっておく必要があります。また搭載OSのバージョンを最新にアップデートしておきます。
 

 
Apple IDに登録しているメールアドレス宛てに、修理予約の控えメールが届きます。このメール本文のリンクからは、修理予約のキャンセルや予約時間の変更などもできます。

 

パソコンの場合はAppleサポートサイトで修理予約

 
パソコンで修理予約する場合は、Apple公式サイトの上部メニュー「サポート」から問い合わせ画面にアクセスし、修理したい端末を選んで、現在の状態を選択肢から選びます。
 

 

 

 
修理方法を「持ち込み修理」または「配送修理」から選択します。
 

 
Apple IDでサインインすると、選んだ修理方法で利用する店舗を選ぶ画面となります。現在地周辺や訪れることができるエリアなどを指定して検索します。
 

 
現在地情報を共有設定にしている場合は、地図上では現在地が青い丸で示され、候補の店舗は赤いピンで表示されます。左側の一覧上部では「予約空き状況」を押すと、修理予約できる日時が早い順に、「距離」を押すと現在地から近い順に並び替えできます。
 

 
「同日修理を提供する」のチェックを入れると、店舗に持ち込んだその日に修理対応できる店舗だけを絞り込んで表示します。
 

 
リストから修理予約したい店舗を選ぶと、右側に予約を希望する日時の選択画面が表示されます。アプリからの修理予約とは違い、時間を選んだ瞬間に予約が完了します(予約前の確認画面は表示されず、完了しましたの画面が表示されます)。
 

 

 

予約完了!所有者本人でなくても持ち込み修理できるのか?

無事修理予約が完了したのですが、修理を依頼したい端末の所有者は都合が付かないため、筆者が代理で持参することになりました。しかし所有者本人でない場合でも修理を受け付けてくれるのか?委任状などなにか必要な書類があるのか?気になった筆者はAppleのチャットサポートから尋ねてみました。
 
アドバイザーとリアルタイムでやりとりできるチャットサポートは、「このチャット記録のコピーを自分のメールアドレスに送信する」にチェックを入れておくと、やりとりが終わった直後に、やりとりのログがメールで送られてきます。電話での相談と違いテキストで残るため、あとから確認しやすいのがメリットです。
 

 
筆者は今回、修理する端末の所有者のApple IDからログインして問い合わせしていて、所有者の妻にあたり代理で問い合わせていることと、代理での持ち込みを検討していることを伝えました。アドバイザーからは以下の通り回答頂きました(要約)。
 

相談者(筆者)の質問アドバイザーの回答所有者本人でないと修理依頼を受け付けていないかApple Storeや正規サービスプロバイダで対応する際は、特に利用者本人でないといけないという規定はない。そのため代理の方の来店でも対応可能代理で修理依頼する際に必要な書類などはあるか来店時には、持ち込んだ代理人の写真付き身分証明書が必要

 
代理での修理依頼は可能で、代理で訪れた本人の身分証明書があればよいとのことでした。併せて持ち込み時の注意点も案内頂きました(要約)。

・順番に対応するため時間に余裕をもって来店を
・修理・交換はGenius Barの技術者が端末を確認した上で判断する
・チャットサポートで無償修理と案内しても、店舗で確認した際に有償修理になる場合もある
・店舗での対応時に端末のデータを消去するので、事前にバックアップをとる
・顔写真付きの身分証明書を持参する
・未成年の場合は成人を同伴する必要があり、同伴者の顔写真付き身分証明書を持参する
・Suicaを利用している場合はあらかじめWalletアプリからSuicaを削除する
・「iPhoneを探す」がオンの場合は修理受け付けできないため、あらかじめオフにしておく

予約当日!画面割れ修理の同額費用で本体交換に


 
大阪にあるApple 心斎橋は、1階は製品を展示しているフロアで、2階にGenius Barがあります。無料講座Today at Appleを開催しているエリアもあります。
 
スタッフに修理予約で訪れたことを伝え、予約時間と予約者名を確認されました。修理依頼する端末の所有者の名前で予約し、自分は代理として訪れたことを伝えると、「名前をお呼びする際は代理者さんの名前でお呼びしますね」と対応いただきました。
 
平日の夕方でしたがベンチには順番待ちの人でいっぱいで、カウンターでは随時スタッフが対応している状況でした。自分の番がきて代理できたことと、iPhone Xの画面ひび割れの修理を希望していることを伝えると、「iPhone Xの修理はまだ対応していないんです」との回答でした。

筆者:対応していないということは、配送での修理となるのでしょうか?
スタッフ:いえ、画面ひび割れの場合は、画面修理と同じ値段で本体交換という対応になります
筆者:ということは即日では完了しないでしょうか
スタッフ:修理交換用の在庫があればきょうお渡し可能です

 
修理依頼する端末を渡し、専用の診断ソフトで診断をかけ、幸い持ち込んだiPhone X スペースグレイ 256GBの在庫があるということで本体交換となりました。交換してもらうiPhoneが”新品”かどうかを尋ねたところ、「”新品”という定義が難しいですが、通常販売している販売用のものとは別の、こうした修理依頼時の本体交換用の”新品同様”の端末です。整備品とも違います」とのことでした。
 
別のスタッフが交換用の端末を持ってきてくれ、一般販売されているパッケージとは異なる簡素な白い箱に入った新しい端末を見せてくれました。「キズなどがないか確認して問題なければこの端末をお持ち帰り頂きます」とのことで、新品同様に背面と前面を覆うフィルムがついていました。
 
今まで利用していた端末は、スタッフではなく持ち込んだ本人の操作で端末内のデータをリセットします。設定アプリでどの項目をタップする…など、スタッフからひとつひとつの手順を指示されるので、リセット方法がわからなくても問題ありません。リセットが完了してiPhoneの再起動がおわり、「こんにちは」の画面が出た段階で、消去された状態の端末を回収させて頂きますね、と端末を渡しました。
 
最後に今回のサポート対応の内容の確認と、かかる金額についての説明を受け、iPadのような端末に指でサインをして完了です。今回かかった費用は、iPhone Xの画面修理費用 31,800円に消費税をかけた34,344円のみでした。支払い方法は現金、クレジットカード、Apple Payから選べます。
 

 
支払いを終えて新しい端末とサポート対応の控えを受け取り、ストアを出たのは修理予約した時間から約15分後で、すんなりと完了しました。そういえば身分証の提示を求められませんでしたが、必ずしも提示する必要はないということでしょうか。

もしものときに備えてAppleCare+に入っておきましょう

Apple製品の有償サポートサービスである「AppleCare+」は、新しい端末の購入時に同時購入するか、購入日から30日以内であれば購入できます。今回はiPhone X購入時に同時購入せず、かつ購入から30日が経過していたので、AppleCare+未加入での修理となりました。
 

 
iPhone Xの修理費用は、AppleCare+未加入だと、画面修理のみの場合は「31,800円+税」、画面修理と併せて別の修理が必要な場合などその他の損傷扱いになった場合は「60,800円+税」となります。
 
AppleCare+に加入していれば、過失や事故による損傷は最大2回まで保証対象となり、画面のみの修理やその他の損傷でも適用されます。かかる費用はAppleCare+のサービス料のみで、画面損傷のみは「3,400円+税」、その他の損傷であれば「11,800円+税」です(iPhone Xに限らずiPhone全モデルとも同額)。
 
今回のiPhone Xの画面ひび割れ修理だと、AppleCare+に加入していたほうが修理費用が安く済む計算です。
 

iPhone X 修理費用
(いずれも税別)画面の損傷のみその他の損傷AppleCare+加入加入料 22,800円
サービス料 3,400円
合計 26,200円加入料 22,800円
サービス料 11,800円
合計 34,600円AppleCare+未加入31,800円60,800円

 
今までiPhoneを利用してきて一度も落下させたりキズを付けたことない方でも、iPhone Xは背面にガラスパネル、前面ディスプレイは有機ELを採用していることもあり、修理にかかる費用もiPhoneシリーズとしては高めの設定になっています。もしものときに備えて加入しておくことを強くオススメします!
 
 
参考:AppleCare+ for iPhone, iPhone 修理サービス料金
(asm)

 
 

あわせて読みたいiPhone X関連記事

【レビュー】iPhone X シルバー開封の儀&旧機種と外観比較【iPhone X】初期設定がより便利に!旧iPhoneからの移行レポートiPhone Xの料金、性能を徹底比較特集ページiPhone Xの予約・入荷・在庫状況 情報掲示板iPhone Xを予約!オンラインで確実に購入する方法まとめ