後半アディショナルタイムに放ったヘディングシュートは惜しくもゴールならず。結果こそ残せなかったとはいえ、川又は見せ場を作った。写真:茂木あきら

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 [E-1選手権]日本 1-0 北朝鮮/12月9日/味の素スタジアム
 
 出番はスコアレスで迎えた71分にやってきた。金崎夢生との交代でピッチに入った川又堅碁はボールが収まらないシーンが何度かあったとはいえ、後半アディショナルタイムに際どいヘディングシュートを放つなど、限られた出場時間のなかで確かなインパクトを残した。
 
 井手口陽介の決勝点を演出したのも、この28歳のストライカーだった。左サイドに流れて今野泰幸へクロスを供給し、ゴールの起点となった。生粋のCFだが、クロスには自信があったという。
 
「あれは狙いどおり。まあまあクロスのセンスあるかも(笑)」
 
 冗談を交えて得点シーンをそう振り返った川又だが、今大会にかける意気込みは人一倍だ。脳裏にあるのは無得点に終わった15年の東アジアカップだ。以降、代表から遠ざかるきっかけになった苦い記憶が残る大会だ。
 
「あれはメッチャ悔しかった。反省とか、そういうレベルじゃない。やり返さないまま終わったら超ダサい。この大会では必ず結果を残せるようにしたい」
 
 北朝鮮戦では得点に絡んだとはいえ、満足感はない。目指すのはゴールだけだ。「今日も別に良いプレーはしていない。フォワードにとっての『良いプレー』は点を獲ること」と言い切る。
 
 12日の中国戦、そして16日の韓国戦でゴールという結果を残せるか。この2試合は、川又の代表でのキャリアを左右する極めて重要なゲームになりそうだ。
 
取材・文●高橋泰裕(ワールサッカーダイジェスト編集部)