子どもの頃や若かりし頃に出現した物、よく見かけた物、よく使っていた物の記憶というのは、何十年経っても色褪せないものである。久しぶりにその物を見ると、当時の思い出まで一緒に蘇ってくる。中国メディア・今日頭条は7日、今では見かけることがほとんどなくなってしまった、忘れられない日本の製品を10種類紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 子どもの頃や若かりし頃に出現した物、よく見かけた物、よく使っていた物の記憶というのは、何十年経っても色褪せないものである。久しぶりにその物を見ると、当時の思い出まで一緒に蘇ってくる。中国メディア・今日頭条は7日、今では見かけることがほとんどなくなってしまった、忘れられない日本の製品を10種類紹介する記事を掲載した。

 1つめは、シャープのテレビ。「その昔、兄貴が日本から買って帰ったシャープのカラーテレビが村にセンセーションを起こし、毎日家の軒先は映画館のようになった。しかし今、中国人はほとんどシャープのカラーテレビを買わなくなった」としている。2つめに挙げたのは、ヤマハのバイクだ。大都市部でのガソリンバイクが禁止され、電動バイクが急速に普及した背景を踏まえてのものだろう。

 3つめは、日本製の計算機。「小さな計算機が搭乗したころは、みんなが真剣に憧れるアイテムだった。しかし、今では露店に出ていても誰も買わない。徐々に消えつつあるものだ」とした。4つめは、フジカラーやコニカカラーの日本製フィルムだ。記事の作者は、「かつて通信社に勤め、常に写真を撮っていた自分が最も愛していたのがフジとコニカのフィルムだ」と明かしている。

 5つめは、サンヨーのラジカセ。郊外に持参してディスコ音楽を流す人たちを羨ましく思っていたとのことである。さらに6つめは自転車、7つめは腕時計、8つめは小型の録音機、9つめは携帯電話、10個目はパソコンとした。

 そして最後に、「日本の物が悪くなったのではない。中国の台頭により中国の商品が進化し続けているとともに、中国国民の消費観念が変化しているのだ。われわれに幸せと便利をもたらしてくれた日本商品には感謝している。日本に幸あらんことを。そして中国がますます強くなることを願う」と締めくくっている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)