「小室英語」とは何か?

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小室英語と呼ばれるものがあります。これはなんでしょうか。なにかの参考書のタイトルでしょうか。いいえ、違います。小室英語というのは小室哲哉が作詞した一連の曲をいいます。その英語が文法的に正しくないということでつけられたものです。

ちゃんぽんの歌詞

小室哲哉は1990年代に、多くのアーティストをプロデュースし、ミリオンヒットを連発しました。TRFはもちろん、恋人関係にあった華原朋美、hitomi、観月ありさ、安室奈美恵など、多くのメンバーがそこにおり、小室ファミリーと呼ばれました。とはいっても、ファミリーといいながらも結束力は弱く、便宜的にくくられた存在といえるのが妥当かもしれません。小室哲哉は日本語と英語がちゃんぽんとなった歌詞を多く作曲していますが、その英語の部分が文法的に怪しいというのです。

時制がない

小室英語の特徴はひとつの文章の中に時制がいりみだれている、あるいは目的語や主語がないといったものがあげられます。しかし、文法的なあやまりを当時指摘する声は聞こえませんでした。そうした文法的な正確さを欠いたとしてもなんとなく意味が伝わればok、さらに極端に言ってしまうならば、意味がつたわらなくてもok、意味がなくてもok、英語はスパイスといった扱いだったのが90年代のサブカルチャーの一端をになった小室サウンドにおける「英語」であったのかもしれません。