私、清葉アキ子は現在43歳、絶賛婚活中。見た目はキレイなお姉さん系、都内出身、四年制大学を卒業後、編集兼ライターの仕事をしています。38歳から始めた婚活で体験したこと、わかってきたことを堅実女子の皆さんにお伝えできればと思い、ここで紹介します。婚活は、まさしくサバイバルなのです……。

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人の婚活は面白ネタ

30代前半から半ばに、女性ファッション誌の編集者やライター、スタイリスト、スタイリストら10人以上で毎週末にお見合いパーティへと繰り出していたが、そのメンバーもみな、40歳をとうに過ぎてしまった。そのほとんどが、いまも独身だ。

40歳目前、私が「私、真剣に婚活を始める！」と宣言したとき、独身の彼女たちは「またまたぁ〜」とハヤリモノに飛びついた程度にしか思っていないようだったが、仕事の仕方も変えて時間をひねり出してまで真剣に取り組んでいるのを見て、私が本当に本当に本気なことに気づいたようだ。

「モテないわけじゃないのに何で〜!?」「そんなので探してもいい人いないんじゃない？」「恋愛もしない結婚なんてうまくいくわけないじゃない！」「結婚ってがんばってするもんじゃないんじゃない？」「いろいろ妥協しなくちゃいけない結婚ならひとりのほうがマシじゃないの？」……などなど、ネガティブな意見は死ぬほど言われた。

実際、本格的に婚活を始めたら、「どうどう？話を聞きたーい！」と質問してくるが、正直、彼女たちは、私がうまくいっている話よりうまくいっていない話のほうが好みのようだ。そして、決まってこう言う。

「やっぱり〜!!婚活で結婚なんてうまくいくわけないよ〜（笑）」

「もうやめなよ〜！嫌な思いまでしてやる必要ないよ〜（失笑）」

彼女らは、間違いなくうまくいかないと思っているのだろう。それが“私”だからなのか、はたまた“婚活”だからなのかわからないけれど……。だから、こういう人たちには“婚活の面白話”としてネタを提供する役割に徹している。“婚活”を単なる面白ネタと思う人たちには、それでいい。

結婚している人に話をすることもあるが、若いうちから恋愛期間を経て自然な流れで結婚した人にしてみれば、“打算的な女”にしか見られないことも多い。「結婚ってそういうものじゃなくて、自然にそうなるものだよ！」と言うタイプがまさにそれ。こういう人には、やっぱり面白ネタの提供と割り切る。そうすれば、「恋バナって自分ではもう聞くしかできないから〜（笑）」とちゃんと話を聞いてくれるし、ひやかし目線の独身女子よりは役に立ちそうなアドバイスをくれることも多いので、腹も立たない。

婚活はネガティブなことなの？

婚活は、結婚したいと思う人を見つけて、その人と恋愛して結婚すること。

結婚相談所やサイトでのマッチングもお見合いも、付き合いたいと思う人と出会う機会という意味では合コンや友人の紹介と同じなのに、“婚活”という言葉を使った瞬間、異性との出会いのきっかけが“自然な出会いではない”と認定されて下世話感が出てしまうから不思議だ。

婚活を否定する人に問いたい。「結婚したいくらい好きな人と付き合いたくて、合コンに参加したことはない？」「“自然な出会いではない”結婚って、そんなに不自然？」と。

ネガティブな言葉を投げかけられることが多いから、結局、婚活に対する相談は、同じく婚活をしている人、もしくは婚活で結婚した人にしか本音ではできないなと思う。

“婚活”ってポジティブな行為なのに、なんでネガティブに思われてしまうんだろう……。

彼女たちは、「婚活までして結婚してもどうせうまくいかない」というネガティブ志向なのか？それとも、「婚活なんてしなくても私は結婚できる」というポジティブ思考なのか？　さぁ、どっちだ!?

婚活を否定するのはネガティブさから？ポジティブさから？

婚活を嫌う彼女たちは2パターンに分類される!!“ネガティブ乙女”と“ポジティブ姫”とは!?〜その2〜に続きます。