これといった見せ場を作れなかった小林。12日の中国戦では待望の初ゴールを奪えるか。写真:山崎賢人

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 [E-1選手権]日本 1-0 北朝鮮/12月9日/味の素スタジアム
 
 北朝鮮戦で、代表デビュー9戦目にして初のフル出場を果たした小林悠。しかし、またしても初ゴールを奪えず、本人にとっては悔しさの残るゲームとなった。
 
 4-3-3の右ウイングで先発した小林は相手DFの裏を狙う動きを繰り返し、開始早々にシュートを放つなど、積極的な姿勢を披露。それでもゴールは遠かった。
 
「左サイドではボールを回せていたので、『左で作って右で仕留める』イメージでしたけど、なかなかチャンスが来なくて……」
 
 小林がそう振り返ったとおり、前半はほとんど見せ場を作れず。ゴール前に顔を出すシーンが増えたのはトップ下にポジションを移した56分からだった。
 
「トップ下はやったことはありませんでしたけど、あまり意識しないようにしました。(71分から途中出場した)堅碁(川又)の近くにいようと心掛けてプレーしました。終盤は近い距離でショートパスを繋いで崩す形ができていたので、そこは良かったと思います」
 
 チームとしての手応えを口にした小林だが、個人としては到底満足できる内容ではなかった。Jリーグの得点王とMVPをダブル受賞したストライカーにはこのチームを牽引する役割を求められているはずで、それを果たせなければW杯行きは厳しくなる。
 
「今日は決定機がなかったですけど、必ずチャンスは来るはず。それを逃さないようにしっかり準備していきたいです」
 
 12日の中国戦に向けてそう意気込みを語った小林。待望の初ゴール、そしてJリーグ得点王&MVPに相応しいパフォーマンスに期待したい。
 
取材・文●高橋泰裕(ワールドサッカーダイジェスト編集部)