紀平梨花【写真:Getty Images】

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女子初の3回転アクセル―3回転トーループに成功、海外の記者、ファンも称賛

 フィギュアスケートの紀平梨花(関大KFSC)が9日、ジュニアグランプリ(GP)ファイナルの女子フリーで、3回転アクセル―3回転トーループの大技を成功。国際スケート連盟(ISU)公認大会で女子史上初の快挙達成に、海外の記者、ファンも「まったくもって壮麗」「偉大なパフォーマンス」と称賛している。

 フィギュア界のニューヒロイン誕生の瞬間だった。

 濃いピンクの衣装をまとった紀平は、冒頭の3回転アクセル―3回転トーループで完璧に着氷。女子史上初の大技を成功させると、名古屋の日本ガイシホールに駆け付けた観衆は大きな拍手で祝福した。続いて予定していた3回転は抜けてしまったが、3回転―2回転の連続ジャンプに成功。フリー曲「道」に合わせて華麗なステップも披露した。

 ISU公認大会でトリプルアクセルと3回転ジャンプのコンビネーションに成功したのは女子史上初。20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者は「リカ・キヒラ――ジュニアの国際大会で3A3Tを成功させた最初の女性」と自身のツイッターで速報し、衛星放送「ユーロスポーツ」のコメンテーター、マッシミリアーノ・アンベシ氏も「リカ・キヒラはジュニアの国際大会で3Aと3Tのコンビネーションをクリーンに着地した初めての女性となった」と歴史的な偉業を称えた。

ファンから驚きの声「完璧なまでに壮麗な3A3T」「22年五輪ではキヒラを目撃する」

 フリーはシーズンベストの125.63点、合計192.45点で4位。ロシアの13歳アレクサンドラ・トゥルソワが優勝したが「KIHIRA」の名前は世界に轟いた。ツイッター上では、海外のフィギュアファンから「リカ推し」の声が相次いでいる。

「リカ・キヒラ 3A+3T イエス!!! 観衆はこのラ・ストラーダ(道)に拍手している。偉大なパフォーマンス。スタンディングオベーション! 女子ジュニアで史上初の歴史的な3A+3T! ブラボー!」

「これはリカ・キヒラによる、完全なまでに壮麗な3A3T。不運にも1Aが続いてしまったけれど、それでもワォ!」

「我々は2022年の五輪ではリカ・キヒラを目撃するでしょう。私の言葉を覚えておいて!」

 15歳の紀平は年齢制限で来年2月の平昌五輪に出場できないが、19歳で迎える22年北京五輪のニューヒロインという待望論も沸き起こっていた。