中村航輔(撮影:岸本勉/PICSPORT)

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9日、日本代表は北朝鮮代表を後半アディショナルタイムのゴールで1-0と下しました。結果だけ見ればよかったと言えるのでしょうが、日本は前半1回しかチャンスを作ることができず、もし後半先制されていたら苦しかったと思います。そんな厳しい試合をGK中村航輔の好セーブで凌ぎました。

大会ですから勝つことが重要です。そういう意味では結果を出したのはよかったでしょう。特に北朝鮮には前回2015年の大会では1-2と負けていました。

ですが、これが2018年ロシアワールドカップのメンバー選考だと考えたとき、個人の部分でインパクトを残せたのは中村だけではないでしょうか。選手間のコンビネーションが機能しておらず、誰も良さを出せていませんでした。もう少しチームの中で話し合いをしないと、何がしたいのかよくわかりませんでした。

北朝鮮が引いてきたというのも苦戦の原因でしょう。それだったら、もっと3人目、4人目の動きが大切になってくるのですが、今日はそんな形がありませんでした。時間がないのはわかりますが、コンビネーションができないと攻撃に迫力が出ません。

今回は少ないチームの中から選手が選ばれているので、お互いの特徴をわかっている選手が多いと思います。だったらもう少し話してやり方を整理しないとダメでしょうし、それが全員の良さを出すカギになります。

何より今日の試合では「絶対にワールドカップのメンバーに残ってやる」というようなプレーが見られなかったと思います。この出来なら、中国や韓国に勝つことは難しい。すると全員がロシアから遠ざかります。12日の中国戦は大きな山場になりそうです。