ピッチに立った選手について言及したハリルホジッチ監督。GK中村に最大級の評価を与えた。写真・山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 [E-1選手権]日本 1-0 北朝鮮/12月9日/味の素スタジアム
 
 海外組が未招集となり、国内組で主軸を担う山口蛍(C大阪)も負傷で不在。浦和勢もクラブワールドカップに参戦中のため、呼ぶことができていない。その状況下で幕を開けたE-1選手権。初戦の北朝鮮戦で代表初キャップの選手が4名出場するなど、これまであまり試されていなかった選手たちがピッチに立った。
 
 国内組にとってはロシア行きを懸けたサバイバルレース。その中でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は会見で選手たちのパフォーマンスに言及した。
 
 まず、指揮官が最初に高評価を与えたのが、代表デビュー戦となったGKの中村航輔だ。「いいプレーをした選手たちもいた。特に若い中村航輔が、いろいろな場面で解決策を見つける姿を見せてくれた」と話し、「中村を評価すべき試合だった」と最大級の賛辞を送った。
 
 そして、次に名前が出てきたのは中村と同じ柏所属の快足アタッカー・伊東純也だ。「伊東も、ボールを持てばチャンスを作れると分からせてくれた。ウチは1対1で勝負できる選手が少ないから」という言葉で賛辞を送り、「伊東は初招集だったが、彼の仕掛ける、抜きさる能力を評価したい」と語った。
 
 一方で奮起を促された選手もいる。初招集組の室屋成(FC東京)や阿部浩之(川崎)、復帰組の谷口彰悟(川崎)や高萩洋次郎(FC東京)などだ。
「初めてプレーする室屋や阿部、そして高萩や谷口など、もともとチェックしていた選手たちだが、こういった試合でもっと力を出せると思う。ただ、初めて集まって一緒にプレーするチームなので、あまり厳しい目で見るべきではない。代表が初めての選手もいる。たとえば室屋は5、6回、不要なファウルをしてしまった。アピールをしたい部分もあったのだろうが、未熟さも見せた。どの選手も、2試合目はよりよいプレーを見せてくれると思う」(ハリルホジッチ監督)

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 また、今季のJリーグでMVPと得点王を受賞した小林悠(川崎)に関してもコメントし、「小林はクラブでたくさんのゴールを決めた。ただ、川崎(フロンターレ)では他の選手たちと連動できたが、ここに来れば別のチームメートとプレーすることになるので『自動化』が求められる」と語り、更なるアピールを求めた。

「内容には満足してないが、勝利したことは評価したい。今回はベストメンバーではないし、日本に何百人もトップレベルの選手たちがいるとみなさんが思っているなら、それは間違いです。このレベルの選手たちがよくやってくれた。ライオンのように戦ってくれた。でも、待っている試合はさらに難しい」という言葉で、会見を締めくくった指揮官。残り2試合で選手たちがどのようなパフォーマンスを見せるのか。12日の中国戦では、より結果が求められるのは間違いないだろう。