キャプテンマークを巻いて4バックを統率したDF昌子源(鹿島)

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[12.9 E-1選手権 日本1-0北朝鮮 味スタ]

 キャプテンマークの重みを知った。試合前のミーティングでゲームキャプテンに指名された日本代表DF昌子源(鹿島)はこれが国際Aマッチ出場8試合目。今回のメンバーのDF陣では最多のキャップ数を持つ24歳が、DF吉田麻也やDF槙野智章不在の最終ラインを統率した。

「長谷部さんや(吉田)麻也くんが巻いてきたものなので責任がある。これ(キャプテンマーク)を毎試合つけているあの人たちはすごい。僕もそういう気持ちが少しは分かって、選手として一つ成長できたかなと思う」

 球際で激しさを見せる北朝鮮の中盤にセカンドボールを拾われ、ロングボール1本で1トップのFWキム・ユソンに最終ラインの背後を狙われた。昌子自身にもミスはあったが、「ピンチはあったけど、ゼロという数字、無失点は大きい」と安堵の表情を見せた。

 最終ラインでは右サイドバックのDF室屋成が代表デビューで、左サイドバックのDF車屋紳太郎も初先発だった。DF谷口彰悟とセンターバックを組んだ“急造4バック”は連係が合わない場面もあったが、A代表初キャップのGK中村航輔がビッグセーブを連発。「初めてやるメンバーが多い中で、危ないピンチもみんなで防げた」と、苦しみながらも声をかけ合い、初戦を無失点に抑えた。

 4か国総当たりのE-1選手権は連戦が続く。中2日で12日に中国戦、さらに中3日で16日に韓国戦が控えるだけに、白星スタートの意義は大きい。「例えば今日、0-0や1-1で終わると、切り替えが難しかったと思う。無失点で勝ったことは大きかった」。完封勝利という形で重責を果たした若きDFリーダーは新たな自信もつかんだようだった。

(取材・文 佐藤亜希子)


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