井手口の豪快ミドル弾、再び… ハリルJ救う一撃は「今さんが見ていてくれた」

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北朝鮮に苦しむも後半ATに決勝ゴールをマーク 「集中して蹴れました」

 劇的なゴールを奪ったのは、ハリルジャパンの常連となったダイナモだった。

 日本代表MF井手口陽介(G大阪)は9日のE-1選手権第1戦、北朝鮮戦の後半アディショナルタイム5分にバヒド・ハリルホジッチ監督も「美しいゴール」と称賛する劇的ゴールを決めて、チームを1-0の勝利に導いた。

 引き分け濃厚のムードを打ち破る鮮やかな一撃だった。国内組のみで構成されたメンバーで大会に臨んだ日本代表は、明らかに連携不足で北朝鮮相手に苦戦を強いられた。しかし、0-0で迎えた後半アディショナルタイム5分、左サイドに開いたFW川又堅碁(磐田)のクロスボールをファーサイドのMF今野泰幸(G大阪)が頭で落とすと、井手口が右足でダイレクトシュート。GKの手前でDFの体をかすめたシュートがネットに突き刺さった。

「今さん(今野)が見てくれてるかなと思って走り込んだんですけど、ちゃんと見ていてくれていたので、(シュートを)抑えることだけに集中して蹴れました」

 井手口はシュートの瞬間をこう振り返っている。ハリルホジッチ監督も「美しいゴールでした。そこまで形を作って、最終的にゴールにつながった。タイミングも良かった」と称賛した。

「何回か打ったろうかなと思っていた」

 21歳のボランチは日本代表がロシア・ワールドカップ出場を決めた8月のオーストラリア戦(2-0)でも強烈なミドルシュートを決めるなど、ここ一番で勝負強さを発揮している。「今日も相手が引いていたので何回か打ったろうかなと思っていたんですけど、最後に出て良かった」と試合後には安堵の表情を浮かべた。

 攻めあぐねた試合展開については、「取った後につけるボールが大事だったので、もっと裏だったりサイドにボールを供給するだったり、いろんな工夫を出して攻めれたら良かった」と課題も挙げた。中盤で不動の存在となりつつある男は、さらに逞しさを増している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images