動画配信サービスを提供するYouTubeが、定額制の音楽配信サービスをスタートすることが報じられています。

Spotify、Apple MusicそしてYouTube

YouTubeの新サービスは、YouTubeからのより多くの収益を求めていた大手レコード会社の期待に応えることになりそうです。
 
関係者によると、YouTubeの定額制音楽配信サービスに関しては、Warner Music Groupがすでに契約済みで、Sony Music Entertainment、Universal Music Groupや、幾多のインデペンデントレーベルを代表するMerlin Networkも現在YouTubeと契約交渉を行なっているとのことです。
 
この20年間沈んでいた音楽業界は、SpotifyとApple Musicの定額制サービスのおかげで勢いを取り戻しつつあります。
 
2011年にはGoogleが音楽ストリーミングサービスGoogle Play Musicを開始し、2014年にはYouTubeがMusic Keyと呼ばれる、登録者がYouTube上の音楽動画を広告なしで楽しむことができるサービスを始めました。Music Keyは、2016年にYouTube Redへと生まれ変わり、登録ユーザーはすべての動画を広告なしで視聴できるようになりました。
 
新サービスは、Spotifyのようなオンデマンドのストリーミングと、YouTubeの持ち味である音楽動画配信を組み合わせた形態になるといわれており、YouTubeはすでにアーティストたちにサービスのプロモーションを呼びかけているとのことです。

サービス開始までの課題とは?

3月の新サービス開始までにYouTubeがクリアしなければならない課題はいくつかあるといわれており、レコード会社と契約をまとめること以外にも、Universal Music GroupとSony Music Entertainmentが所有するVevoとの交渉が来年頭に予定されているとのことです。
 
YouTubeは昨年、Warner Musicの元執行役員であるライアー・コーヘン氏を音楽業界との連絡係として招き入れました。YouTubeを運営するGoogleは、今年の初めにGoogle Play Musicの従業員の多くをYouTubeに合流させており、今回コーヘン氏による新サービス設立の発表に至りました。
 
 
Source:Bloomberg
Photo:Rego Korosi/Flickr
(lexi)