韓国撃破となる決勝点を奪ったFW岩渕真奈

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[12.8 E-1選手権女子 日本3-2韓国 千葉市蘇我球技場]

 完全復活の狼煙を、日本でも上げた。FW岩渕真奈は2-2の後半38分、MF中島依美のミドルシュートがクロスバーに跳ね返されたボールに反応。冷静なコントロールから右足で豪快にゴールネットを揺らした。

「点を取って貢献したいと思っていた。特に初戦ということで、負けてしまうと優勝が厳しくなると思っていたので」

 岩渕は今年3月31日をもってバイエルンとの契約を解除。帰国して右膝を手術し、リハビリに専念した。6月には再起を目指す場所がINAC神戸レオネッサに決定。9月に復活を遂げると、なでしこジャパンには10月に「MS&ADカップ2017」のスイス戦よりメンバー復帰していた。

 11月のヨルダン遠征で2ゴールを決める活躍。そしてE-1選手権では大事な初戦となった韓国戦の決勝点を奪ってみせた。

 岩渕は「サッカーが好きというのは大前提ですけど、このユニフォームが着たいと思ってずっとやっていた」とリハビリ期間を感慨深げに振り返る。

 目標は19年W杯、そして20年の東京五輪。岩渕も「日本でできる試合も限られてくる。その中でこの大会の位置づけというところでは、チームとしても個人としても結果を求めていきたい」と意識を高めるところ。

「今までと違って流れを変えるだけじゃなく、いろんな意味で献身的にならないといけない」と話した岩渕。「ゴールは一番大事ですけど、それ以外の部分、声をかけるところからですけど、しっかりチームの力になりたい」と、エースとしての自覚を口にしていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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