旅先で突然の体調不良。悪寒に関節痛、腹痛に下痢と様々な症状が一気に噴出する「急性胃腸炎」。旅先で深夜の救急外来を受診した人の体験談です。楽しいはずの旅行の思い出を塗り替えた症状とは?

■真夏に悪寒…症状は悪化する一方「急性胃腸炎」

真夏のある日、国内最大規模の花火を見ようと東京から新潟県長岡市に出かけた時のことでした。夕方ごろに会場に到着し、夜空に輝く大輪の花火を満喫していた時でした。ん?なんだか悪寒がするような気が……。それでも会場の雰囲気にのまれ、気が紛れていたせいか花火を満喫していました。ところが悪寒はどんどん悪化する一方。真夏に悪寒……これはおかしいぞ、と思いながら、ホテルまで移動。到着したら今度は下痢に見舞われ、しばしトイレから出られなくなっていました。寒さは増す一方なのに、おでこに手を当てると熱い気がする。次第にお腹の痛みも尋常じゃないレベルに。これはまずい……。なんとなく嫌な予感がしたので、思いきって救急外来を受診する決意をしました。

■会いたくて…じゃなく寒さに震える真夏の悪夢

まずはケータイで近くにありそうな救急外来を探します。変な病気だったらどうしよう……。土地勘もない場所で不安はさらに募ります。電話をすると、「ひとまずいらしてください」とのこと。パートナーの車で病院へ向かいました。助手席に座っていられないので後部座席に寝転がっての移動です。しんどい……一体何が原因だったのか。
診察を待つ患者さんが数人。看護師さんから「座ってるのが辛かったら横になっていいですからね」と言われ、イスに横になって待っていました。
まずは検温。測ってみたら39度近い熱がありました。普段から風邪をひきやすい体質なので微熱程度は慣れていましたが、39度近くまで熱があるとこんなに悪寒がするのかと驚きました。寒くて震えが止まらないわ、関節は痛み出すわのオンパレード。私は一体何をしたんだ……。

■深夜の救急外来で問診と点滴で症状を抑える

ようやく自分の番になり、症状を訴えると「急性胃腸炎」でしょうとのこと。まずは点滴をして解熱等の処置。それが終わると、一日分の薬を処方してもらって真夜中にホテルへ戻りました。
救急外来では応急処置のみで、薬も一日分と決められているのだそうです。これで体調が回復しないようならば、最寄りの病院で再検査をとのことでした。
翌日は帰京しなければならない日。パートナーが運転する車の後部座席に横になって、高速道路を救急搬送状態で自宅まで帰りました。お腹の痛みは若干よくなりましたが、全身倦怠に関節の痛みも少々。口にできるものはポカリスエットくらいで、食欲もありません。花火を見ていたのが嘘のように、思い出は花火よりも急性胃腸炎になってしまいました。

■遠出の際にも保険証を!

今回は保険証を持っていたこともあり、深夜の救急外来でも3割負担で受診することができました。この一件を機に、どこへ行くにも保険証だけはしっかり携行しようと誓いました。
仮に忘れた場合、遠方となるとやり取りも面倒になりそうです。海外旅行の際に保険をかけるように、国内でも健康保険証は必ず持っておきたいものです。

■まとめ

いつどのタイミングで発症するかわからない急性胃腸炎。きっかけも様々で、非感染なものからウイルスや細菌感染による重たいケースと様々です。
今回のように旅行中の発症となると、土地勘がないこともあり何かと手間取るもの。旅行に出かける際には、何があってもいいように多少の現金またはクレジットカードと保険証は必携といえそうです。

(編集・制作 gooヘルスケア)文/亀井満月