合コンや街コン、婚活パーティーと、未婚率の高さを背景に男女の出会いの場の形は多様化しているが、初対面の人と話すのが苦手という人は決して少なくないだろう。恋人を作ろうとせず、恋愛を避けている若者が多いとも言われるが、ネットスラングにおける"コミュ障"の人たちでも異性と仲良くなれる出会いの場が注目を集めているという。

 深夜0時過ぎ、気温が10℃以下であるにも関わらず集まった17人の男女。彼らの目的は、なんと"深夜徘徊"。辰巳駅をスタート地点に、葛西臨海公園までおよそ10kmをひたすら歩くという"深夜徘徊合コン"だ。初めて会う緊張以上に、そもそも向かい合って話すことが苦手な人たち。歩き始めるも、最初はなかなか会話が続かない様子。しかし、前向いて歩くことで、相手の顔を見ずに話せることから、自然と会話も弾み出す。「暗闇の合コンだから可愛くなくてもトーク力があれば多分いけると思う」と話す女性も。

 企画した「いっぱんじん連合」代表理事の宮原直孝さんが「参加者から、静かな暗闇の空気の中だと、『引っ込み思案だけど、この時間だとお話しできた』と言われる。深夜の街を歩く時間が距離感をそうさせている」と話すとおり、「目と目を合わせて話すのが得意じゃない」という参加者も、「普通に正面にいるよりは話しやすかった」と満足そうだ。

 参加者の一人、あさいさん(20代)は、「暗いし、相手の顔もよく見えないからそんなに緊張することもないかな」と話す。あさいさんの横を歩いた31歳の男性は「楽しかった。こうやって出会えるし、散歩自体楽しいし、自分にとっては敷居が低い。参加しやすい」と話す。直接異性と連絡先を交換するのはハードルが高いという人も、事前に配られたカードに気になる相手の名前を書いて提出すると、主催者側から取り次いでもらえるという。男性もあさいさんと連絡先を交換できたようだ。

 所要時間4時間という深夜徘徊を終え、最初は話しづらかった人も、最後はしっかりと向かい合って話すことができていたようだった。

 暗闇を活かした合コンは他にもある。暗い空間でアイマスクをしたまま食事会をするというもので、お互いの評価のポイントはなんと"匂い"や、手を繋いだ時のしっくり感なのだという。

 婚活コンサルタントの澤口珠子氏は、「婚活」という言葉が出てから2018年で10年を迎え、細分化するニーズに応じたニッチなイベントが出てきている指摘した。(AbemaTV/『AbemaPrime』より)

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