MIYAVIが12月7日に、Zepp DiverCity Tokyoで東名阪ツアー『SAMURAI SESSIONS vol.2 "Day2 Begins"』のファイナル公演をおこなった。11月8日にリリースされた対戦型コラボレーション・アルバム『SAMURAI SESSIONS vol.2』を引っさげて、11月30日の愛知・名古屋ダイアモンドホールを皮切りに、東名阪を回るというもの。この日はゲストにEXILE SHOKICHI、SKI-HI、Masato (coldrain)、ちゃんみなが参加。この日にしか見れないスペシャルな一夜となったライブのもようを以下にレポートする。【取材=村上順一】

多彩なゲストとともに『SAMURAI SESSIONS』を再現

(撮影=Yusuke Okada)

 フロアにはひしめき合う人。これから始まるライブへの準備は万端といった様子。開演時刻になり会場は暗転。DJ Johnnyによる「Dancing With My Fingers 」のオケをSEにBOBO(Dr)、Seann Bowe、がステージに登場し、そのあと颯爽とMIYAVIがステージ中央に。オーディエンスのエネルギーを吸収するかのように、両手を広げ仰ぐように立ちすくむMIYAVI。ギターを手に取り、そのまま「Dancing With My Fingers 」でライブの幕は開けた。ダイナミックなロックサウンドに洗練されたダンスミュージックとのバランス感覚が絶妙なナンバーで、フロアは序盤から躍動するエナジーで満たされていく。ファンキーなナンバー「Come Alive」ではSeann Boweの合図でオーディエンスとステージが一斉にジャンプで会場を揺らすアクション。BOBOのタイトなリズムワークも体に響き渡ってきた。

 「新しい時代のギターミュージックを作りたい、素晴らしい熱いアーティストたちのおかげで新しい境地に辿り着くことができた」とゲストにcoldrainのフロントマンMasatoを呼び込み「Bumps In The Night」を披露。ラウドなMASATOの歌は闘争本能を掻き立てていくパワフルさを魅せる。それに呼応するかのようにMIYAVIのギターのテンションも昇りつめていく。続いて、“練馬のビヨンセ”の異名を持つ新進気鋭のラッパー・ちゃんみなをゲストに「No Thanks Ya」を繰り広げる。日本人離れした19歳とは思えない歌声に、オーディエンスも盛り上がる。

 続いてSKI-HIとのコラボで見せたのは「GemStone」。猛々しいラップと、人生初だという連続シャウトを見せると、MIYAVIもギアを上げさらにエキサイティングな空間に。ゲストたちとMIYAVIによる化学反応を感じさせるなか、「Fight Club」へ。もちろんゲストはEXILE SHOKICHIだ。キレのある歌とラップはオーディエンスを巻き込み、さらなる高密度なエネルギーに溢れた空間へと変えていく。

 ここから、サポートメンバーでコーラスを担当していた、Seann Boweがメインボーカルで「All My Life」を届けた。体を弾ませたくなるダンスビートで盛り上げ、続いての「Forget You」を同じくコーラスを担当していたMeron Ryanをメインに披露。エモーションをギュッと凝縮した倍音豊かなボーカルワークで扇情させた。

 MCではUNHCR親善大使に選ばれたことを報告し、難民キャンプへ訪れた時の話を語るMIYAVI。そして、自身の海外での経験から「人と違ってもいい、違うからこそ素晴らしい」と感じることができた「The Others」を届ける。眩い光の中でギターソロを奏でるMIYAVIの姿が印象的であった。そして、難民キャンプで出会った一人の少女の決意を楽曲に反映させた「Long Nights」。“夜は絶対に明ける”、と力強いメッセージを放つMIYAVI。そのメッセージを共に紡ぐオーディエンスの姿。壮大なスケール感で包み込んだこのライブの一つのハイライトだった。

僕たちだから歌えることを

(撮影=Yusuke Okada)

 ライブはラストスパート、燃えたぎるエナジーが存分に放出された「Fire Bird」に突入。まさに不死鳥を感じさせるアグレッシブなサウンドでフロアを盛り上げ、「何度だって生まれ変われる!」と「DAY1」へ。会場の熱気はうなぎ登りで高まっていくのがわかる。本編ラストは「Horizon」。BOBOの繰り出すビートが体を揺さぶり、地平線までぶっ飛ばすサウンドを聴かせステージを後にした。

 アンコールに応え再びステージに登場。「世界に出て悔しい思いをしても、こうやって帰ってこれる場所があることに嬉しく思っています」と、このホームとも言える空間に感謝するMIYAVI。そして、来年春に7度目のワールドツアーの開催を発表し、「平和だからできること、平和じゃない時代が来そうな今、僕たちが歌うべきこと、僕たちだから歌えることを歌って発信していきたい!」と宣言。

 その決意からアンコール1曲目は本編でも披露した「Long Nights」をアコースティックバージョンで披露。叙情的に響くアコギとそこに乗るメロディーは、楽曲の持つ違った側面を打ち出していく。そして、夜明けが訪れるかのように「STRONG」へ。日本刀のような切れ味を見せるギター、オーディエンスもMIYAVIの<Be Strong♪>に対し<Oh Yeah♪>とコールアンドレスポンス、ラストスパートはエキサイティングな「Slap It」からキラーチューン「What’s My Name ? 2017」のコンボでボルテージはリミット超え。伝家の宝刀のスラップ奏法の応酬は感情を揺さぶり続けた。ここにいる誰もが冷静さを失うような盛り上がりを見せた『SAMURAI SESSIONS vol.2 "Day2 Begins"』の幕は閉じた。

(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
(撮影=Yusuke Okada)
MIYAVI(撮影=Yusuke Okada)

セットリスト

01.Dancing With My Fingers
02.So On It
03.In Crowd
04.Dim It
05.Come Alive
06.Bumps In The Night feat.Masato (coldrain)
07.No Thanks Ya feat.ちゃんみな
08.GemStone feat.SKI-HI
09.Fight Club feat.EXILE SHOKICHI
10.All My Life feat.Seann Bowe
11.Forget You feat.Meron Ryan
12.The Others
13.Long Nights
14.Fire Bird
15.DAY1
16.Horizon

ENCORE

16.Long Nights(Acoustic Version)
17.STRONG
18.Slap It
19.What’s My Name ? 2017