エミネムがエルトン・ジョンと対談、最新作『リバイバル』を語る「誰もが楽しめるものを作ろうとした」

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 2017年12月15日にニュー・アルバム『リバイバル』をリリースするエミネムが、長年の友人で声高な支持者でもあるエルトン・ジョンと対談し、アルバムに収録される楽曲やドクター・ドレーへの思い、そしていい仕事をしていると思う最近のラッパーの名前を挙げた。

 エミネムが『リバイバル』のトラックリストを公開した時、ラップ・アーティストのゲスト参加が少なく、ピンク、エド・シーラン、スカイラー・グレイなど、どちらかと言えばポップ寄りのアーティストが並んだことから賛否両論が巻き起こった。この批判に対してエミネムは、全ての人に向けたアルバムを作りたかったのだそうだ。

 「1年以上これに取り掛かっていてさ。分かるだろう?曲を書いてさ、で、新しいのを書いてくと先に書いたやつが古くなってボツにするんだ。アルバム名は“リバイバル”(復活)だ。自分の現在の境遇を反映しているけれど、多角化しようとしたとも感じてる。誰もが楽しめるものを作ろうとしたんだ」と彼は説明している。

 エミネムとドクター・ドレーの師弟関係は、メジャー・デビュー・アルバム『ザ・スリム・シェイディLP』まで遡る。ドレーはニュー・アルバムでもエグゼクティブ・プロデューサーを務めているが、エミネムは今も変わらず恩師から刺激を受けていると語っている。

 「ドレーとジミー(・アイオヴィーン)とはインタースコープで出会ったんだけど、あまりにもとんでもなくて信じ難くて現実感がなかった。ドレーが入ってきたとき、幽体離脱してるみたいな感覚だったよ。それまでの自分の人生は何もいいことがなかったけど、彼とレコーディングをする為に俺をオークウッド・アパートメントに住まわせてくれて家賃も払ってくれた」と振り返る彼は、「48時間ほど寝ないで書き続けて、朝の6時に倒れ込む、みたいな生活を送っていた時期があった。ドレーの為に準備万端でいたかった。“この(状況の)あらゆる側面に対応できなければ、俺はもうおしまいだ”と思ったからだ」と当時の心境を明かしている。

 2013年の『ザ・マーシャル・マザーズ LP2』以来、表舞台から遠ざかっていた彼だが、その間もリアルタイムのヒップホップ・シーンへの興味は失っていなかったようで、「出るものはほぼ全て聴いてる」と答えている。エルトンにどのアーティストが“今いい仕事をしている”と思うかと聞かれると、J.コール、トラヴィス・スコット、ケンドリック・ラマー、ジョイナー・ルーカス、テック・ナインの名を挙げ、バッド・ミーツ・イーヴィルのパートナーであるロイス・ダ・ファイブ・ナインもシャウトアウトしている。