『弁護士ビリー・マクブライド』

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オリジナル作品が増え、今年動画配信サービスを大きく飛躍させたAmazon。その中で、『弁護士ビリー・マクブライド』のショーランナーであるジョナサン・シャピロが「僕らのドラマはAmazonの歴史の中で一番のイッキ見作品だったんだ」と、語った。

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本作は、かつて敏腕弁護士として名を馳せながらも、その後に挫折を味わい、私生活もトラブル続きでアルコール依存症でもある弁護士ビリー・マクブライドが、新たな訴訟事件に立ち向かっていく姿を描いたリーガル・サスペンス。主人公ビリーを演じたビリー・ボブ・ソーントン(『FARGO/ファーゴ』)は今年1月に開催されたゴールデン・グローブ賞のTVドラマ部門で最優秀主演男優賞を受賞している。シャピロと共に製作総指揮を務めたのは、『アリー・myラブ』や『ボストン・リーガル』など人気リーガルドラマを手がけてきたデイビッド・E・ケリー。

米The Wrapによれば、本作は、米国で製作されたAmazonオリジナルシリーズの全てのシーズン1において、配信開始後10日以内に視聴者が全話を鑑賞したドラマの中でトップの記録を獲得したとのこと。

シャピロ曰く、Amazonは当初から「我々は作品そのものよりも、誰を出演させるのかということに重きを置いている」というような話をしていたそうで、提示したリストに載っている4人の俳優の誰かを出演させることができるのならば、パイロットなしでシリーズ化を約束し、6200万ドル(約69億円)の予算も保証すると条件を出していたのだそう。

つまり、その俳優リストの中に、本作品で主演を務めたビリー・ボブの名前があったということになる。Amazonではオリジナル作品を制作する際、まずパイロット版を配信してから視聴者の反応を見てシリーズ化を決定してきたが、『弁護士ビリー・マクブライド』はビリーの出演が決定したことで約束通りパイロットなしでシリーズ化された。

Amazonはデータ主義の運営方法を採っており、今回の記録は作品の安泰を示していると言ってもいいだろう。シーズン2への更新も既に決定しており、来年配信の予定だ。(海外ドラマNAVI)