新垣比菜、先週のトラブルを乗り越えて自己ベスト発進!(撮影:佐々木啓)

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<LPGA新人戦 加賀電子カップ 初日◇7日◇グレートアイランド倶楽部(6,526ヤード・パー72)>

勝みなみらと並び“黄金世代”の一人としてプロテストを合格した新垣比菜。アマチュアで参戦した2015年のステップ・アップ・ツアー「ラシンク・ニンジニアRKBレディース」で優勝、レギュラーツアーでもアマとして史上初となる、3週連続でトップ10入りの快挙を達成するなど目覚しい活躍を見せてきた。この日に開幕した「LPGA新人戦 加賀電子カップ」では、7アンダー・ノーボギーをマークし、7アンダー単独首位発進。優勝に王手をかけた。

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そんな新垣が「30位以内に入りたかったので、悔しいです」と唇をかんだのが、先週行われた来季レギュラーツアーの予選会「ファイナルQT」。目安となる30位内に入れば来季前半戦への出場が可能となったが、置き忘れたクラブをキャディを務める父が取りに行く間、プレーを中断。これがゴルフ規則6-7「不当の遅延」とみなされ、2罰打を科されてトータル2オーバーの45位に終わった。

「直後は父にすごく怒りました。でも、次の日には意外と気持ちが切り替えられた」と明かしたが、「QTは“絶対に通りたい!”と思って力が入っていました。ものすごく練習もしてきたので、終わってからは、少し気持ちが乗らない状態でこっちに入ってきたんです」と、山場を越えて肩に入った力が抜けた。

それが幸いしてか、この日7バーディ・ノーボギーで自己ベストとなる“65”をマーク。後続に4打差をつけて首位発進を決めた。「1年に1度、あるかないかの良いプレーができました」とラウンド後には笑顔を見せた。

「プロテスト合格以外は、大きな結果を残せていないので…。来季は出られる試合も限られてくるので、その中でしっかり成績を残して頑張っていきたいです」。今年の悔しさをバネに、来季は更なる飛躍を狙う。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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