植田直通(撮影:Noriko NAGANO)

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表が大会に臨むにあたり決意文を書いたという話を聞いて、植田直通は「気合い入ってますね」と目を光らせた。相手に体格のいい選手がいそうだと知り、さらに目を輝かせる。

2015年1月、ハビエル・アギーレ監督に召集されてアジアカップに臨んだ日から来月で3年が経とうとしている

2016年はここまで植田にとって辛いシーズンだった。日本代表に召集されるものの、一度も起用されることはなく、10月のハイチ戦が終わった後は珍しく失意を口にした。その後、Jリーグのアウェイ・横浜FM戦ではトラップミスから失点してしまう。11月には日本代表のメンバーから漏れ、ヨーロッパ遠征には行けなかった。そして最終節で川崎に逆転され優勝を逃す――。

「代表でもチームでもすごく悔しい思いをしたシーズンだという思いはありますが、それは全部自分の糧になると思っています。そこを僕はプラスに思っているので。この悔しさを絶対忘れちゃいけないと思います」

「今回はすごくチャンスがあると思いますので、ちゃんと準備したいと思います。周りの選手は変わったのですが、やりにくさはないと思いますし、1年間通じてチームで一緒にプレーした選手だとか、対戦相手の選手としてもよく知っている選手なので、その特徴もわかっていると思うので、そこを生かしていきたいと思います」

今度こそ日本代表のキャップを手にできるのだろうか。ワールドカップのメンバーに残るため、どうやればアピールできるか。

「練習もですけど、やっぱり試合だと思います。試合に出て自分がどれだけ出来るか。その試合に出たときにどこまでできるか。それが一番大事です」

北朝鮮は2015年の同大会で1-2と負けた相手。ここで活躍できれば、植田はやっとロシアに向かって一歩を進められる。

【日本蹴球合同会社/森雅史】