北京五輪、重量挙げ女子53キロ級の試技に臨むラエマ・リサ・ルンベワス(2008年8月10日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インドネシアの女子重量挙げの第一人者で、現在は指導者となっているラエマ・リサ・ルンベワス(Raema Lisa Rumbewas)さんが、繰り上がりで北京五輪の銅メダルを獲得し、およそ10年越しに授与式が行われた。3位に入った選手の検体が再検査で陽性となったためで、これでルンベワスさんはシドニー、アテネの両大会に続く3大会連続のメダル獲得ということになった。

 国際ウエイトリフティング連盟(IWF)が今年、2008年北京五輪と2012年ロンドン五輪の検体を改めて分析したところ、複数の選手が検査で失格となった。その結果、同じ階級に出場していたナターシャ・ノビカワ(Nastassia Novikava、ベラルーシ)のメダルが剥奪されたため、ルンベワスさんがメダルを獲得することになった。

 重量挙げのインドネシア代表チームの監督は「リサは授与式で気を失いそうになっていた。いろいろな感情、そしてメダルを受け取る喜びが押し寄せたのだろう。何しろ北京は彼女にとって最後の五輪だった」と話した。

 てんかんの持病があるルンベワスさんは、2010年に現役を引退し、37歳となる現在は、故郷のジャヤプラ(Jayapura)で重量挙げの指導者を務めている。

 IWFは9月、北京大会とロンドン大会の検体を再分析したところ、中国とロシアの選手の検体のうち、少なくとも各3件が陽性となったことを受け、両国に1年間の資格停止処分を科している。また両国以外にも、計7か国が同様の処分を受けている。
【翻訳編集】AFPBB News