元日本代表MF中村俊輔【写真:Getty Images】

写真拡大

「スポーツ界の名珍場面総集編」…Jリーグで8月に磐田・中村が決めた驚愕スーパーゴール

 2017年のスポーツ界を沸かせた名シーンを連日にわたって振り返る「名珍場面2017」。今回はJリーグで10月に磐田の元日本代表MF中村俊輔が炸裂させた“股抜き直接CK弾”。CKを直接決める驚愕のスーパーゴールをJリーグYoutubeチャンネルも動画付きで紹介し、ファンに大反響を呼んだ。

 背番号10の左足の魔法は、いまだ解けない。10月14日のJ1第29節の清水戦。1-0で迎えた後半17分だった。中村は右サイドで得たCKのキッカーに立った。降りしきる雨の中、ゴール前を確認。そして、左足を振り抜く。ケアが甘いニアを狙って蹴った低く鋭いボールは、急激なカーブを描きながらゴール前へ。そして、次の瞬間だった。

 あまりの変化に対応しきれず、相手ディフェンスがクリアし損ね、股を抜かれる形になった。予期せぬ形にGKも反応できず、なんとボールはゴールにそのまま吸い込まれた。スタジアムは大歓声。がっくりとうなだれる清水イレブンに対し、磐田は殊勲の中村を中心に歓喜の輪を作り、喜びを爆発させていた。

 まさかの“股抜き直接CK弾”をJリーグ公式Youtubeチャンネルも動画付きで紹介すると、ファンに大反響を呼んだ。VTRで紹介された中村の技術で、何よりも特筆すべきはボールの変化だ。途中からゴールに向かって強烈に変化するカーブはもちろん、相手がクリアする寸前で急激に落ちているように見える。

 “股抜き”は相手のミスによって生まれたものだが、魔球ともいうべき変化が誘発し、直接CK弾の要因となったといえるだろう。39歳にして衰えることがない天才レフティーのテクニック。3-0で快勝した試合の中でも、ひと際、輝いていた。

 中村は横浜FMから磐田に移籍した1年目、30試合に出場し、5得点。昨季13位だったチームを6位に押し上げ、今季の優秀選手賞も獲得した。来季はいよいよ不惑の40歳を迎えるが、魅惑のテクニックでまだまだファンを虜にしてもらいたいところだ。