Bitcoinの有名クラウドマイニングサービス「NiceHash」がハッキング被害か、70億円が盗まれた疑い
仮想通貨・Bitcoin(ビットコイン)の価格が2017年12月7日に一時1万4000ドル(約157万円)を突破し、最高値を更新し続けています。そんな状況の中で、ビットコインのクラウド採掘サービスを提供してきた「NiceHash」が、日本時間2017年12月6日夕方から長時間のメンテナンスに突入。その後、「セキュリティ侵害」を受けたことでウォレットに入っていたビットコインが盗み出され、いくら盗まれたのか調査するために24時間のサービス停止を行っていることが発表されました。
https://www.nicehash.com/
12月6日16時52分にツイートされたメンテナンスのお知らせ。これ自体におかしいことは何もないのですが……
Dear NiceHash user, our service is currently under maintenance.
We are sorry for the inconvenience and please stay tuned for updates.
Thank you for your understanding.— NiceHash (@NiceHashMining) 2017年12月6日
およそ3時間半後、サービスの問題解決にはまだ時間がかかるという告知が行われました。これまでのメンテナンスに比べて時間が長いことから、何かあったのではないかと思うユーザーも。
Dear NiceHash users,
we are very sorry for the inconvenience caused. Our team is working hard to resolve the issues on the service, it might take longer than expected. We'll keep you updated!— NiceHash (@NiceHashMining) 2017年12月6日
その後、自分のウォレットの中身が0になったというユーザーが出現。ハッキングを受けたのではないかという意見も出る中で、2017年12月7日5時にNiceHashが公式声明を発表。最悪の予想の通り「ハッキングを受けてウォレットの中身を盗まれた」ことが明らかになりました。
なお、盗まれたビットコインの総量がいくらなのかはまだ明かされていませんが、NiceHashのユーザーが示したウォレットの動向によれば「4736.42BTC」、現在のレートで換算して約6200万ドル(約70億円)が盗み出されたのではないかとみられています。