多忙でも心の余裕を作る食べ方ルール #ポジティブ栄養学

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一年でもっとも忙しくなる時期。なくなりがちなのが心の余裕。ちょっとしたことでイラッとしたり、落ち込んだ気持ちを引きずってしまったり。ただでさえ忙しくて疲れているのに、イライラしたりあれこれ考えることで、ますますぐったり......。本当は忙しいときこそできるだけ元気に、ごきげんで、前向きな気持ちでいたいもの。そんなときも栄養が力になってくれます。
脳のホルモンを作るのに必要な材料とは
わたしたちの脳では、細胞が神経伝達物質というホルモンを出し合い、情報を伝え合っています。ワクワクした気持ちや快活さに関係するドーパミン、やる気や意欲をつかさどるノルアドレナリン、幸せな気持ちを生み出すセロトニンなどがバランス良く存在することで、ほどよく落ち着いて意欲にあふれた心の状態をつくり出すことができます。そのためには、脳のホルモンを作る材料が欠かせないのは言うまでもありません。たとえばタンパク質やビタミンB群、鉄などが挙げられます。
一方で、いそがしいときほど食事がおざなりになるものです。パソコンの前でコンビニのおにぎりやパンをかじって済ませる、なんてことも。じつはこれらに多い糖質をエネルギーに変えるのに使われるのも、ビタミンB群や鉄なのです。
毎日、食事のたびにこれらの栄養をたくさん使うことで脳内ホルモンまで回らず、イライラや落ち込みを呼び込んでしまっている可能性も。加えて全身の細胞でのエネルギー作りがスムーズにいかなくなり、疲れやだるさといった不調となってあらわれることが考えられます。疲れやイライラは、もしかしたら自分で招いているのかも......というのは、なんだか悲しいことです。
食べるときは肉、魚、卵の入ったものが最優先
でも大丈夫。タンパク質をしっかりとりましょう。肉や魚、卵などがありますが、タンパク質はもちろん、ビタミンB群や鉄が入っているものも多いのです。食べるときはとにかく肉、魚、卵の入ったものが最優先、をルールに。コンビニで買うならゆで卵やサバ缶をプラスする、忘年会ではご飯ものより焼き鳥やお刺身を積極的に食べる、といった具合でしょうか。サプリメントに頼るのも悪くないと思います。その場合は医薬品と同じくらいの基準(GMP基準または準拠)で作られたものをチョイスしましょう。
忙しいときなど、つい甘いパンを選びたい気持ちになりますが、「それをやると明日の体調がキツくなる」と身をもって経験しているせいか、手を伸ばすことはだいぶ減りました。私の場合、一度不調になると、食事も睡眠もますますおざなりになり悪循環になることが多いのです。そんなことを意識しているせいか、必要なときにシュッと集中できたり、行動を起こすときに「がんばるぞ! 」と前向きな気持ちで取り組むことができています。
忙しい毎日ではありますが、どうせ過ごすならイライラするよりごきげんでいたいもの。栄養の力を借りて、楽しく年末を駆け抜けていきましょう!
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