画像提供:マイナビニュース

写真拡大

近年は各社がプラチナカードの発行に力を入れており、選択肢が大きく広がっている。この秋も3枚の新しいプラチナカードが立て続けに登場したが、それぞれ個性的な特徴を持っているので紹介したい。

○JCBプラチナ

まずは10月24日に募集が始まった「JCBプラチナ」。ジェーシービーではこれまで上級カードとして「JCBゴールド」、「JCBゴールド ザ・プレミア」、「JCBザ・クラス」の3種類が発行されていたが、新しい「JCBプラチナ」は25歳以上が申し込める年会費2万7,000円のプラチナカードとなる(別表参照)。

「JCBプラチナ」には、24時間365日利用可能な「プラチナ・コンシェルジュデスク」、全国の対象レストランの所定コースを2名以上で予約すると1名分のコース料金が無料になる「グルメ・ベネフィット」、全国のホテルや旅館に特別プランで宿泊できる「JCBプレミアムステイプラン」などのサービスが付帯。うまく使えば、これだけで年会費の元は取れるだろう。

また、各種ラウンジサービスが充実していることも特徴。国内28空港およびハワイ・ホノルル国際空港内の対象ラウンジはカード提示で同伴者1名まで無料で利用でき、「プライオリティ・パス」に申し込めば世界約500都市の空港ラウンジも無料で利用可能。このほかにユニバーサル・スタジオ・ジャパン JCB LOUNGE、京都駅ビル内の「JCB Lounge 京都」が利用できる特典もある。JCBブランドのカード会員向けサービスとして、海外主要都市に設置されたサービス窓口の「JCBプラザ ラウンジ」と「JCBプラザ」も利用可能だ。

ポイントプログラムは月合計1,000円利用につき1ポイントで、年間利用額に応じて次年度の還元率が最大1.7倍までアップ(年間300万円利用時)。また、WEB明細サービスに登録すれば海外利用時は常時2倍。Amazon.co.jp、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、スターバックスなどの「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」利用時もポイントが2倍以上に。基本は1ポイント=5円相当だが、交換商品によってはキャンペーンでレートがアップすることもある。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高1億円の補償を自動付帯。航空機遅延保険を付帯していることも特徴だ。家族カードは1枚まで無料で、2人目からは1枚につき3,240円。基本的に本会員と同じサービスが受けられるが、プライオリティ・パスは発行できない。2018年3月までは、インターネット限定で最大1万4,000円分がもらえる新規入会キャンペーンも実施中だ。

○ミライノ カード PLATINUM

続いては11月6日に募集が始まった「ミライノ カード PLATINUM」。発行元は住信SBIネット銀行で、国際ブランドはJCB。年会費は2万7,000円で、学生を除く20歳以上が申し込める。家族カードは発行されていない。

前述の「JCBプラチナ」と同じ「プラチナ・コンシェルジュデスク」が利用でき、「海外ラグジュアリー・ホテル・プラン」や「JCBプレミアムステイプラン」といったホテル・旅館での特典も提供。空港ラウンジサービスとしては、国内28空港およびハワイ・ホノルル国際空港の対象ラウンジを無料で利用でき、別途申し込めば世界約500都市の空港ラウンジが無料で使える「プライオリティ・パス」も利用可能。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン JCB LOUNGE、海外主要都市の「JCBプラザ ラウンジ」と「JCBプラザ」も利用できる。

ショッピング利用に対してはミライノ ポイントが貯まり、月合計1,000円につき5ポイント。ミライノ ポイントは支払総額からの減算(カード利用代金への充当)に使うと1ポイント=1円相当だが、住信SBIネット銀行のスマプロポイントに交換して同行口座にキャッシュバック申請した場合は1ポイント=2円相当となり、還元率は1%。ポイントを現金化できる点は非常に使いやすい。

また、ゴールドカードと同一の特典だが、カードの引き落とし口座を住信SBIネット銀行に設定すると、同行の「スマートプログラム」でランクが2段階アップとなる。最低でもランク3となるため、ATM利用手数料と他行宛て振込手数料は、それぞれ月7回まで無料。他の条件も満たしてランク4になった場合は、それぞれ月15回まで無料となり、スマプロポイントが毎月50ポイント(=50円相当)もらえるボーナスも受けられる。

旅行傷害保険は海外・国内ともに最高1億円の補償を自動付帯。家族に対する補償も充実していることが特徴だ。2018年3月までは、ミライノ ポイントが入会や利用で最高2,500ポイントもらえ、海外でのショッピング利用はポイント2倍になるキャンペーンも行なわれている。

○タカシマヤプラチナデビットカード

最後は10月9日に募集が始まった「タカシマヤプラチナデビットカード」。タカシマヤの優待サービスとソニー銀行のVisaデビット付きキャッシュカード「Sony Bank WALLET」が一体になったデビットカードで、15歳以上であれば誰でも申し込むことができる。年会費は3万2,400円。審査不要という画期的な1枚だ。家族カードは発行されていない。

同カードの会員は、24時間365日利用可能な「Visa プラチナ・コンシェルジュ・センター」をはじめとするVisaプラチナサービスが利用でき、ソニー銀行の優遇プログラム「Club S」でも最上級のプラチナステージと同等の特典を受けられる。空港ラウンジサービスは付帯していないものの、タカシマヤではメンバーズサロンを利用でき(設置店舗のみ)、駐車場が最大5時間まで無料になる優待や、店舗での購入商品を無料で自宅宛てに配送 (生鮮品などを除く)してくれるサービスもある。

国内では1回の買物につき、2%のタカシマヤのポイントが貯まる高い還元率も特徴。オンラインストアを含むタカシマヤ各店(ジェイアール名古屋タカシマヤ、いよてつ高島屋、タカシマヤ海外店舗は除く)での利用時は、一般商品購入の場合で10%をポイント還元。特価品・食料品の購入時やレストラン利用時、対象のタカシマヤグループ利用時でも3%のポイントが貯まる。ポイントは積立期間1年、交換期間1年4カ月で、2,000ポイントごとにタカシマヤで使える2,000円分の「お買物券」に交換可能となっているため、端数を少なくすることがムダなく使うコツとなる。

なお、海外での利用時はポイントは貯まらないものの、米ドルやユーロなど対象の10通貨では外貨払いが可能。外貨普通預金口座に対象通貨を預金していれば、同一通貨でのショッピングに対しては、外貨普通預金口座から代金が引き落とされる(詳しくは「Sony Bank WALLET」の記事を参照)。

旅行傷害保険は海外最高1億円の補償を自動付帯。国内は対象料金を同カードで支払った場合のみ最高5,000万円が補償される。このほかにもソニーストアで3%オフとなる優待や、旅行や教育、各種ライフサービスの提携企業で特別メニューを受けられる「タカシマヤ ロイヤルカスタマーサービス」なども利用可能となっている。

冒頭で述べたように、近年は多くの会社からプラチナカードが発行されており、その個性もさまざま。いかに自分に合った1枚を探すかが大切となる。また、他のプラチナカードとの比較はもちろん、目当てとするサービス内容がゴールドカードと重複していないかも事前にチェックするべきだろう。年会費を抑えたプラチナカードは増えているものの、決して安いものではない。しっかり使い道を考えてから申し込もう。

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。

<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月8日発売の『最強クレジットカードガイド2017 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川SSCムック)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。