宇野昌磨【写真:Getty Images】

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チェンとの対決が実現…ミスが続いたGPシリーズ第5戦の演技を“払拭”できるか

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルが7日に開幕する。男子はネイサン・チェン(米国)、宇野昌磨(トヨタ自動車)、ミハイル・コリアダ(ロシア)、セルゲイ・ボロノフ(ロシア)、アダム・リッポン(米国)、そしてボーヤン・ジン(中国)の棄権による繰り上がりでジェイソン・ブラウン(米国)の6人が出場。米国の記者は「ウノがチェンと直接比較できる機会を持つことは、最も興味深い要素だ」と展望している。

 GPファイナルのプレビューを行ったのは、20年以上フィギュア界に携わってきたジャッキー・ウォン記者だ。

 同記者は、自身のブログで独自に結果を予想。金メダルに4種類の4回転ジャンプを操り、第1戦のロシア大会、第6戦のスケートアメリカで優勝を飾ったチェンを推したのに続き、“次点”の銀メダルとして宇野の名前を挙げた。

 ウォン記者は、第2戦のスケートカナダと第5戦のフランス杯に出場した宇野が、チェンよりも準備期間が長かった点と、GPシリーズでの演技内容に着目。「彼のファイナルに向けた練習時間はチェンよりも1週間多い。しかし、チェンとは違い、2戦目(フランス杯)では超一流とは言い難い演技だった。その余波が今大会に入り込むこともあり得る。彼は9月のロンバルディア杯で“早すぎるピーク”を迎えてしまったと考えられるかもしれない」とし、インフルエンザにかかり、ジャンプでミスが続いてしまったフランス杯の影響を懸念している。

米記者が挙げる優勝への鍵は…「母国の氷上を滑るアドバンテージを持っている」

 一方で、チェンとの対戦については「ウノがチェンと直接比較できる機会を持つことは、大会を見る上で最も興味深い要素だ」と言及し、宇野が勝利するための鍵と、平昌五輪を見据えたポイントを分析している。

「1つ言えることは、この大会では結果に捉われるだけでなく、どのように五輪で演じるのかを見せつけることが大事であるということだ。とはいえ、今週は母国・日本の氷上を滑るアドバンテージを持っており、それこそが彼が優勝を達成する鍵となるだろう」

 過去2大会のGPファイナルはいずれも銅メダル。3度目で初となる日本の舞台で、躍動する姿を見せたいところだ。