スタートアップ上場後の成長加速をテーマに活動するシニフィアンの共同代表である朝倉祐介、村上誠典、小林賢治の3人(プロフィルは文末参照)が、本音で放談、閑談、雑談、床屋談義の限りを尽くす「シニフィ談」シリーズ。3人とも兵庫出身の関西人らしく、やたらと早口、やたらと長話。でも、ピリッと少しだけ役に立つ……?! 「ポストIPO」をテーマに、日本のスタートアップが上場直後に感じる戸惑いやフラストレーションの源について語り合います。(ライター:石村研二)

上場したらワンオブゼム

朝倉祐介(シニフィアン共同代表。以下、朝倉):私、ブログ書くの嫌いなんです。時間かかるし、めんどくさいし、なるべくならやりたくない。そこで、3人がいつもの調子で話した内容をそのまま書き起こして、プロの力で上手いことやったら、なんとなくそれっぽいコンテンツに仕上がるんじゃないかな〜と。プロの力で。

 そんな淡い期待を寄せつつ、ひとまず実験的に試してみよう、箸にも棒にもかからなかったら諦めよう、そんな勢い任せで始める見切り発車の企画です。どこに行き着くのかはまったくわかりませんが、とりあえず話の出発点は決めておこうということで、今日のお題はポストIPOです。

小林賢治(シニフィアン共同代表。以下、小林):ポストIPOということだけど、上場したら企業はどう見られるかということを端的に表した言葉が最初に頭をよぎりました。「上場した途端、会社は“銘柄”と呼ばれる」。元ネタはみさき投資の中神さんなんだけど、上場企業といっても投資家からするとOne of themでしかないということを如実に突きつけられる表現で、発行体からするとやるせないなぁと。

 非上場企業に対しては投資のチャンスが限られているから、基本的には投資家側も「投資させてください」っていうスタンスであることが多いわけだけど、上場した途端、投資家からは「別にお前じゃなくてもいいよ」っていう扱いになる。上場っていうのは、発行体と投資家の関係性が著しく変わるイベントだなっていうことを思い知らされた言葉でした。

村上誠典(シニフィアン共同代表。以下、村上):上場する前は家族の輪の中で「あなたが一番よ」って言われていたのが、上場した途端に世間の大海原に放たれて「一人でなんとかしろ」って扱われるみたいなもんですしね。

朝倉:なんだかそれまでちやほやされていたエリート大学生がいきなりドブ板営業の会社に飛び込んだような感覚ですね。

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