2020年教育改革で変わる受験 「受かる子」の特徴は

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「子育てに正解なし」と言いますが、我が子にとってベストな選択をと考えると、やはり色々な場面で迷ってしまうのが親心というもの。

特に教育に関しては、「どんな学校に入れるべきか」「どんな力を養えばいいのか」「語学は英語だけで大丈夫?」など疑問はつきません。特に今日本は教育改革の只中とあって、受験一つとってもさまざまな情報が錯綜している感があります。

そこで今回は、『モヤモヤが一気に解決! 親が知っておきたい教育の疑問31』(集英社刊)の著者で、衆議院議員時代から教育問題に取り組んでいる石井としろうさんにお話をうかがいました。その後編をお届けします。

――教育改革のただ中ということで、親としてはどう変わるのか知っておきたいところです。教育改革以後の学校教育の在り方についてお話をうかがえればと思います。

石井:ここ数年は、混乱期、移行期になるのかもしれません。例えば従来のセンター試験が廃止されますよね。そして、新しいテストが始まろうとしている。

今までは、唯一の正解を書かせるテストでしたから、マルかバツか、とてもクリアーですし単純でした。しかしこれからは、必ずしも正解が唯一ではない問いも出てくるでしょう。そうなると、評価基準が不明確だ、不平等だ、フェアでない、ということが必ず保護者側から出てくるはずです。

ただ、ここで思い出してもらいたいのが、これからの時代は、唯一の正解を追い求めることだけで生きていける時代ではないこと、そして新しい教育につくっていくために、みんなで思考錯誤していかねばならないということ。

だから、当然、混乱することは織り込み済みです。その混乱をけしからんと言って脱皮を拒むのでは、新しい教育改革を乗り越えられるはずはありません。

そう考えると、子どもが教育改革に順応しようとしたときに、親がその混乱が予想される転換期を迎える心構えがないと、親自身が障害とさえなってしまうリスクがあることを、自覚しておいた方がいいと思います。

――また石井さんはこの教育改革をどのように評価していますか。

石井:基本的に、とても評価していますよ。ただ、この改革期を迎えるにあたり、やはり未知なる世界にみんなで入っていこうとするわけですから、とてもわくわくする部分と、不安な気持ちも正直あります。

果たして、思い描くような成果が得られるのか、旗振り役だけが一生懸命で、子どもや親たちも一緒に歩んでもらえなければ、元のさやにおさまっちゃうだけで終わると思います。その意味でも、僕の本(でなくてもいいですが)を通じて、これからの教育について考えてもらいたいですね。

――そして気になるのはやはり子どもの受験です。今回の教育改革で受験にどんな変化が起こるのでしょうか。

石井:本の中でも触れましたが、従来型の受験スタイルから、AO的な枠は間違いなく増えて行くはずです。そのことはつまり、所定の点数をとれば受験に合格する、という時代から、目的意識を自分で持てる子どもが合格するということへの変化とも言えます。

――最後になりますが、教育について不安や悩みを抱える親の方々に向けてメッセージをお願いいたします。

石井:不安や悩みがある方が健全だと思います。その不安や悩みは、恥ずかしいことでも情けないことでもありません。そうした思いを前向きに発散し、子どもやいろいろな人と共有しながら、格闘しながら前に進むことにこそ、価値があると思うし、その姿は子どもにも素晴らしい影響があると思います。

不安や悩みを明るくぶっちゃけ合える、そんな国にしていきたいですね!
(新刊JP編集部)

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