追加招集でA代表初招集となった室屋。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 12月8日に開幕するE-1選手権に臨む日本代表は同5日、都内でトレーニングを行なった。練習後、西大伍に代わる追加招集で今回がA代表初招集となった室屋成が報道陣の取材に応じている。
 
「(右サイドで縦の関係でコンビを組んだ小林)悠君ともけっこう話しましたし、対戦しているので長所は理解しているつもり。あとは細かい部分を詰めていければ、本当にいい関係を築けて行けると思います」
 
 紅白戦では、主力組と思われるチームでプレー。初めてのA代表招集にも気負うところなく、つい先日までJリーグでしのぎを削ってきた仲間たちともスムーズに打ち解けているようだ。
 
 右サイドバックとして起用される見込みの室屋は、攻撃面では同じ右サイドの小林悠やトップ下起用が濃厚な清武弘嗣との連係が重視されるが、「(清武は)何でもできる選手なので、とにかくボールを持った時に動き出せるように。追い越す動きは自分の長所だと思うので、そういうところを生かせたら」と、持ち前の攻撃力を生かすイメージもできている。
 
 一方で代表チームにおけるサイドバックのポジショニングは、所属するFC東京でのウイングバックよりも低い位置に設定される。これに関しても、「高い位置に入ってボランチも含めて3枚で回すやり方も必要だと思うので、すべて飲み込むんじゃなくて、状況に合わせてうまくコントロールしていきたい」と、臨機応変に対処していくつもりだ。
 
 昨年8月のリオ五輪終了後、1年4か月が経過しての初招集。本人としてもA代表入りまでにやや時間がかかったという印象のようだが、「焦らずにチャンスが来た時に生かそうと思っていた。とにかく自分のできることをやっていく」と、心構えはできている。
 
 A代表の現状については「(同じサイドバックでは)やっぱりふたりの酒井選手は海外でやっていますし、そのふたり右サイドではすごく大きな存在。そこに自分が割って入れるようにアピールしたい」と語り、ライバルとなるふたりの背中をしっかりと意識している。
 
 ポジション争いに割って入るための武器にも自信を見せており、「運動量や闘う部分は自分のストロングポイントだと思っているし、ミーティングでも監督が求めているところ。そこは自分も勝負できると思っている」と強気の姿勢を見せる。
 
 来年のワールドカップへ残された時間は決して多くない。まずは、このE-1選手権で確固たる信頼を掴んで飛躍へのきっかけとしたい。