高木美帆を紹介する韓国メディアの報道

写真拡大

開幕が目前に迫る平昌五輪で、メダル候補に挙げられている女子スピードスケート高木美帆

今シーズンのW杯では、1500mで3連勝を挙げており、12月3日の第3戦カナダ・カルガリー大会では女子3000mで日本新記録を更新。同大会では、女子団体派シュートで世界新記録をたたき出した。

また、今年10月の全日本距離別選手権では、史上初の4種目制覇(1000m、1500m、3000m、マススタート)を果たしている。

メディアは韓国の“宿敵”として紹介

そんな彼女には、お隣・韓国も注目している。しかも、韓国の“宿敵”として、である。

「平昌、最高のハイライトはやはり日韓戦」と見出しを打ったのは『SPOTVNEWS』だ。

「ウィンタースポーツでだけ見ることのできる名勝負は今もある。特に、氷上で展開される日韓戦は、今回の平昌五輪の見どころだ」と切り出した記事は、「スピードスケート・マススタートのトップ選手であるキム・ボルムは、(平昌五輪で)日本の高木姉妹と宿命のレースを繰り広げる」と紹介。

そして、「マススタートの女帝キム・ボルム、日本の姉妹と熾烈な順位争い」と小見出しを挟みつつ、「平昌五輪のマススタート競技において、キム・ボルムは“優勝候補の第1順位”だ。彼女の強力なライバルは、日本の高木菜那、高木美帆姉妹である」として、「キム・ボルムと高木姉妹のマススタート日韓戦は、平昌五輪の見逃せない一戦だ」と綴っている。

“マススタート”とは、平昌五輪から新しく正式種目となるスピードスケート競技だ。

大人数が一斉にスタートし、コースを16周して順位を競うが、同種目の世界ランキング1位で韓国の看板選手といわれるキム・ボルムは、今年2月の札幌冬季アジア大会では、高木美帆、佐藤綾乃にワンツーフィニッシュを決められ、3位に終わっている。
(参考記事:「アイドル顔負けの美貌」韓国女子スピードスケート選手キム・ボルムのSNSがスゴい!!

それだけに、韓国からすれば、金メダル候補の筆頭と期待をかけるキム・ボルムを破った高木美帆は、“目の上のたんこぶ”のような存在なのだろう。

「勢いに乗る日本を抑えれば金8個を確保できる」とヘッドラインを置いた、『江原日報』の11月23日付の記事は、さらに敵対心をあらわにしている。

同記事は、11月20日から開催されたW杯第1〜2戦の結果について、「日本は女子種目で争われた12個の金メダルのうち、10個を勝ち取った」と報道。

「この勢いならば、日本が(平昌五輪では7種目のうち)3〜5個の金メダルを獲得するように見える」と分析しながら、「女子マススタートの“初代チャンピオン”を目指すキム・ボルムは、日本の選手たちとの競争を避けられない。結局、日本を超えなければ、韓国も冬季五輪の歴代最高成績という目標を達成できないだろう」と締めくくっている。

高木美帆は日本で1500mオールラウンダーともいわれるが、韓国では、マススタート競技におけるキム・ボルムのライバルの一人として伝えられることが多いようだ。

韓国のネット民たちも、高木美帆には関心を寄せている。

彼女に関する記事のコメント欄を除くと、「日本、恐るべし」「高木美帆は若手でもないし、ほかの仕事もしている。大学の研究室の助手だってさ」「団体パシュートは、イ・サンファが(小平奈緒に)勝つよりも難しいだろうなあ」といった意見が並んでいた。

いずれにしても、平昌五輪では、新種目のマススタートでの日韓戦が話題を集めることは間違いなさそうだ。

本番では、勝負の行方とともに、韓国の反応にも注目したい。

(文=S-KOREA編集部)