JR東日本が、「Suica」などのICカードだけで新幹線の普通車自由席を利用できる新サービス「タッチでGo! 新幹線」を導入します。

事前のきっぷ購入は不要

 JR東日本は2017年12月5日(火)、「Suica」などで新幹線の普通車自由席を利用できる新サービス「タッチでGo! 新幹線」を導入すると発表しました。

 乗車券や特急券の事前購入は不要。「Suica」をはじめとする交通系ICカードで、チャージ(入金)残額があれば、対象エリアの新幹線停車駅相互間で新幹線の普通車自由席を利用できます。概要は次のとおりです。

●開始日(予定)
 2018年4月1日(日)
●対象エリア
・東北新幹線:東京〜那須塩原間
・上越新幹線:東京〜上毛高原間
・北陸新幹線:東京〜安中榛名間
・大宮で東北・上越新幹線を乗り継ぐ場合と、高崎で上越・北陸新幹線を乗り継ぐ場合は対象外。
●対象ICカード(全国相互利用対象の10種類)
・Suica
・PASMO
・Kitaca
・TOICA
・manaca(マナカ)
・ICOCA
・PiTaPa
・SUGOCA
・nimoca
・はやかけん


「タッチでGo! 新幹線」は、「Suica」などで新幹線の普通車自由席を利用できる(画像:JR東日本)。

 利用時に差し引かれる金額は、乗車券と特急券の効力が一体となった専用商品の値段です。新幹線から在来線に乗り換える際などは、別途、在来線の運賃が必要になります。

 なお、サービス開始から当分のあいだは、キャンペーン価格を適用。たとえば東北新幹線の東京〜宇都宮間は、所定運賃・料金の合計が4410円のところ、「タッチでGo! 新幹線」だと4210円で利用できます。

 サービスの詳細や各区間の具体的な価格は決まり次第、告知される予定です。また、JR東日本によると、新幹線の指定席についても、2019年度末をめどに「ICカードでシームレスにご利用いただけるサービスの導入」を検討しているということです。

【路線図】「タッチでGo! 新幹線」の対象エリア


「タッチでGo! 新幹線」の対象エリア(画像:JR東日本)。