11月8日から始めた署名は、署名提出の11月27日11時半時点で、3万1327筆が集まった

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#子育て政策おかしくないですか 保育園に入りたいママパパ達の署名を自民党本部に提出

待機児童問題に対して訴えを続けてきた母親や父親


本記事はGARDEN Journalism(運営会社:株式会社GARDEN)の提供記事です

「保育園に入りたい」と待機児童問題に対して訴えを続けてきた母親や父親が、今、子育て政策の議論の中心で大きな存在感を持ち始めています。

「一般の人がこの問題を社会問題だと理解し、『子どもは社会全体で育てよう』という、子育てに目を向ける文化をつくらなければいけない」。こう話すのは、「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」(以後、「めざす会」)代表の天野妙さん。東京都武蔵野市で3人のお子さんを育てる母親です。


「めざす会」代表の天野妙さん

この会は、今年2月に会の名前が決まったばかりの新しいグループ。「保育園に入れるのは就労をしている人だけ。就労に関係なく、希望している人みんなに受け皿がある状態を作りたい」という思いで名付けられました。

活動しているメンバーは、都内近郊の保活を経験した有志の母親・父親たち。仕事を続けるためにやっと入れた、バスなどを乗り継いで45分かかる遠方の保育園に送迎し続けている母親、第2子が3年連続で認可保育園には入れず兄弟別園で送迎し続けた母親など、いつ終わるのかわからない保活に対して精神的な不安や負担を抱えているメンバーもいます。2017年12月現在で約10人がプロボノとして参画し、「できる人ができる範囲でできることをやる」のルールのもと、子育てや仕事の合間を縫って、思いを共有し、アイデアを出し合い、日々議論を続けています。

活動のモットーは、「怒ってもいいけど静かに怒ろう」。天野さんは、「怒りのパワーは長く続かず、課題解決にまでは至らない。怒りの気持ちを前向きにとらえて、改善に向けるようにしよう」と、会を始めるにあたって話し合ったと言います。


「めざす会」ではこれまで、自民党や民進党の待機児童対策プロジェクトチームの勉強会にも積極的に参加し自ら見聞を広げるとともに、SNSやイベント、署名活動を通して子育て当事者を含む一般の方からの声を集める活動も地道に続けてきました。集まった声は、陳情活動を通して、直接国会議員に届けています。


「話さないとわからないんだなと思った」と天野さん。当事者がどんどん入れ替わり、継続的に陳情活動を行う人がいなかった子育て政策の分野。「めざす会」の母親・父親が思いを1つに知恵を出し合い、「対話」による活動によって届け続けた声は、今や政府も避けては通れないものとなっているのです。

#子育て政策おかしくないですか

政府が働き方改革や幼児教育の無償化を柱とした、生産性革命、人づくり革命を推進しようと動いている中、そうした政策の中身について議論し、提言する自民党の「人生100年時代戦略本部」(本部長・岸田文雄政調会長)を、2017年11月27日、「めざす会」のメンバーは署名を持って訪ねました。

この署名は、「めざす会」が中心となって、インターネット署名サイト「Change.org」を使い、「幼児教育・保育無償化は本当に必要な人から。圧倒的に足りていない保育の量と質の拡充を同時に!」と題し、保育園への全入化を優先するよう政府に対して求めるものです。11月8日から始めた署名は、署名提出の11月27日11時半時点で、3万1327筆が集まりました。

戦略本部を代表してこの署名を受け取ったのは、副本部長で自民党政調会長代理の片山さつき参議院議員。


片山議員は「自民党内では全入化か無償化かどちらかを選ぶという議論はしていない。32万人の受け皿についても、今後の様子によっては当然増えてくる可能性はある。ただし、保育園を作っても実は入園する人が少なかったとなっては困る。地域の状況に合わせた施策が必要で、本来は自治体が情報を集め取り組むべき課題。皆さんは粘り強く事実を積み上げて、政治を動かすために声をあげ続けてください。そのお手伝いはします」と語り、今後の議論に生かしていく方針を語りました。


また、厚生労働省子ども家庭局保育課の唐澤裕之企画官は「待機児童の改善に向けた取り組みはこれまで継続的に続けてきた。待機児童の受け皿32万人分という数字もこれまでの実績を見ながら独自に算出した数字。毎年自治体からの聞き取りなどを基にさらなる充実を続けてきた」と語りました。

中身が実のあるものなのかを確認しながら


「(子育て政策に対する政府の動きを)パフォーマンスで終わらせず、実のある結果を導くために、野党の力や有権者の力が大切。ここから市民がちゃんと、『政策が実行されているか』『中身がどういうものなのか』をウォッチしていかないといけない。中身が実のあるものなのかを確認しながら、違う方向に行きそうになったら『違うよ!』と私たち有権者が全力で阻止していきたい」と天野さん。

次世代の母親・父親のために。子どもたちのために。「めざす会」の母親・父親たちは歩みを続けます。

「希望するみんなが保育園に入れる社会をめざす会」については「GARDEN」当該記事へ。

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