4日、米華字メディアの多維新聞は、香港のキャセイパシフィック航空の乗組員が北朝鮮が先週発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を目撃したと報じられたことに関連し、ミサイルが民間航空機に当たる確率について伝えている。資料写真。

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2017年12月4日、米華字メディアの多維新聞は、香港のキャセイパシフィック航空の乗組員が北朝鮮が先週発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を目撃したと報じられたことに関連し、ミサイルが民間航空機に当たる確率について伝えている。

報道によると、キャセイ航空のマーク・ホイ総マネージャーは、香港とサンフランシスコを結ぶCX893の乗務員から「北朝鮮のミサイルが爆発してわれわれが今いる位置の近くに落下するのを目撃した」との報告を受けたことを明らかにした。航空機はミサイルを目撃しても航路を変更しなかったという。

多維新聞によると、専門家はミサイルが民間航空機に当たる確率は非常に低いとしている。

核戦略・不拡散の専門家であるマサチューセッツ工科大学(MIT)のヴィピン・ナラング氏は「民間航空機が打撃を受けた場合、米国とその同盟国の軍事的対応の実施への圧力は極めて大きい。そのような状況はまれだがリスクは存在する。それが起これば戦争の引き金になるだろう」と指摘する。

アジア太平洋地域の国際問題を主に論じるオンライン雑誌「ザ・ディプロマット」の副編集長、アンキット・パンダ氏は「リスクがどのくらい高いかを具体的に判断することは困難だ。二つの比較的小さなオブジェクトが3D空間で出会うからだ」とした上で、「北朝鮮は他の国と同様に、国際民間航空のデータにアクセスすることができるため、北朝鮮の科学者はこれらのデータを調べ、どの空域が比較的空いているかを決定することができる」と指摘。さらに「平壌は事故が起きるリスクを最小限に抑えることを望んでいる。人々が考えるのとは反対に、彼らは事故を望んでいない。彼らはリスクを最小限に抑える軌道に目を向けるだろう」としている。

記事は「2014年にウクライナで撃墜されたマレーシア航空MH17便の事件は、情勢が緊迫した地域では民間航空機が軍用機と誤認される危険性があることを、多くの航空会社に認識させている」とし「朝鮮半島周辺の緊張が高まると、航空会社はこの地域を避けるルートを選ぶかもしれない」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)