特撮ドラマ「電光超人グリッドマン」18年秋、TVアニメ化 緑川光が再びグリッドマン役に

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円谷プロダクションが1993年に制作した特撮番組「電光超人グリッドマン」のテレビアニメ化が決定した。「SSSS.GRIDMAN」として、18年秋に放送される。グリッドマンらしき巨大な人影がビルの街にたたずむティザービジュアルや、特撮版「電光超人グリッドマン」と、短編アニメ「電光超人グリッドマン boys invent great hero」の映像で、グリッドマンの活躍を振り返るティザーPVも公開されている。

「電光超人グリッドマン」は、当時隆盛を誇っていたパソコン通信をモチーフにした物語。主人公・翔直人がエネルギー生命体のハイパーエージェントと合体し、電光超人グリッドマンとして、コンピュータワールドを舞台に、魔王カーンデジファーが繰り出す怪獣たちに立ち向かっていく。15年に「日本アニメ(ーター)見本市」内で公開された短編「電光超人グリッドマン boys invent great hero」では、特撮版グリッドマンの活躍シーンをアニメで再現。雑誌連載企画「電光超人グリッドマン 魔王の逆襲」の新ヒーロー・グリッドマンシグマも、映像作品初登場を果たした。

「SSSS.GRIDMAN」では、特撮版でグリッドマンの声を担当した緑川光が、から引き続きグリッドマンを演じることが決定。監督を「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を手がけた雨宮哲が務める。脚本は、特撮番組「ウルトラマンネクサス」の長谷川圭一、グリッドマンのデザインは「ウルトラマンゼロ」以降のウルトラマンを手がけた後藤正行が担当し、アニメーション制作は「キルラキル」のTRIGGERが行う。

なお、テレビアニメ化は、12月2日に千葉・幕張メッセで開催された「東京コミコン2017」内で発表された。特撮版で監督を務めた村石宏實と、直人を演じた小尾昌也に加え、雨宮監督が登壇。ビデオメッセージでは緑川が「(特撮版のグリッドマン)に出演していた若いころとは違って、経験を積んでいますので、新たな表現ができると思います」と意気込みを語った。村石は「当時の緑川さんはまだまだ若くて、今回25年ぶりに選ばれて、どんなグリッドマンを見せてくれるのか。緑川君の成長を楽しみたい」と期待を寄せた。

12月20日には、特撮版「電光超人グリッドマン」のブルーレイボックスの発売も決定した。価格は3万2900円(税抜き)。18年1月8日には、きゃにめでのボックス予約&購入者を対象とした「電光超人グリッドマン スペシャルイベント〜時空を超えた最終回〜」が開催。小尾、雨宮ほかが登壇し、原作第39話「さらばグリッドマン」の生コメンタリー付き上映会や、トークショーなどが行われる。購入期限は12月22日。