3日、中国新聞網によると、カナダにある中国大使館が、中国の脅威をあおり立てる記事を掲載したとして、カナダメディアに抗議文を提出した。資料写真。

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2017年12月3日、中国新聞網によると、カナダにある中国大使館が、「中国の脅威」をあおり立てる記事を掲載したとして、カナダメディアに抗議文を提出した。

抗議の対象となったのは、カナダ紙グローブ・アンド・メールが11月23日に発表した「中国の暗い影が西洋の上空を覆っている」というタイトルの記事だ。同紙はカナダ国内では最大クラスの発行量を持つ英字日刊紙と言われている。

中国大使館は抗議文の中で、「作者は中国の西洋への影響拡大が西洋諸国の主権に対する脅威、政治制度の破壊だと認識している。実際、いかなる国の外交政策目標も、国外における自国の利益を拡大し、自国のイメージアップを図るものだ。カナダも多分に漏れず、国際社会で自らの価値観を広めることを外交政策の要としている。それなのにどうして中国は駄目なのか。われわれは、作者が事実を転倒させているのではないかと疑っている。これは、西洋諸国においてしばしば見られてきた発展途上国に対する仕打ちではないのか」とした。

また、「記事は100万人余りの中華系住民を安全上の脅威と見なしているが、これは非常に危険な見方であり、民族差別のきらいがある。類似した論調が拡散すれば、100年余り前と同様、中国排斥の波が起こる可能性が高い。そうなれば、カナダ社会はズタズタに引き裂かれ、多様性のある文化が破壊されるだろう」とも指摘しているという。(翻訳・編集/川尻)