首席秘書官・補佐官会議で犠牲者に黙とうをささげる文大統領(右端)ら=4日、ソウル(聯合ニュース)

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【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日、仁川沖で前日午前、22人が乗る釣り船が給油船と衝突して転覆し、13人が死亡した事故について、「理由のいかんを問わず、このような事故を防ぐことができなかったことや、救助できなかったことは、結局のところ国家の責任」とし、「国民の生命と安全に関する国家の責任は無限責任」との考えを示した。青瓦台(大統領府)で開いた首席秘書官・補佐官会議で述べた。

 また犠牲者やその遺族に哀悼の意を表した上で、「まだ見つかっていない2人が奇跡のように無事帰還することを祈る」と話した。

 さらに「今回の事故が収拾すれば、釣り人口の増加に伴う安全管理に関する制度やシステムを改善し、補完する点がないか点検してほしい」と指示した。