ディーン・フジオカ、恋人・松下奈緒を失った過去が明らかに 『今からあなたを脅迫します』第7話

写真拡大

 新メンバーとして間宮祥太朗演じるスナオが脅迫屋入りし、先週から新章に突入した『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。これまでの1話完結型から、地続きのストーリーに変わり、視聴者に新たな印象を与えた。12月3日に放送された第7話では、千川完二(ディーン・フジオカ)の恋人・来栖稚菜(松下奈緒)が事故で亡くなっていたことが明らかに。あわせて千川、スナオの目的も見えてきた。

(参考:“不倫したい男”の二大スター、斎藤工とディーン・フジオカの共通点

 たびたび千川の回想シーンで登場していた稚菜。千川と仲睦まじく過ごす場面が描かれていた。千川はデザイナーの稚菜が手がけたTシャツを愛用しており、今でも強い思い入れがある様子。一方、スナオも稚菜がデザインしたTシャツを着ていたが、因果関係は明らかになっていなかった。

 しかし、ケースワーカー・蔵井武志(飯塚悟志)の事故死という一見無関係な事件から、彼らを揺るがした真実が見え始めた。

 偶然が重なって起きたという蔵井の死に必然性を感じた千川は、事件現場のレストラン店長・若林亮介(橋本じゅん)を疑う。彼は7年前に妻を無惨な交通事故で亡くしており、その犯人は今回と同じように偶然が重なった事故で死んでいる。そのことに気が付いた千川は「これと同じように蔵井のことも殺したのか」と若林に迫る。若林は「あいつは死んで当然の人間だ」と罪を認めたが、妻を殺した犯人の事故については「それは俺じゃない。俺は救ってもらっただけだ」と不可解な発言。眉をひそめた千川は声を荒げる。

 そんな中、金坂澪(武井咲)の家を訪ねたスナオは「僕に3分間だけ時間をください」と言って、ある告白をする。それは、稚菜が自分の姉であることだった。そして事故で死んだとされているが、誰かに殺された可能性があり、千川もそう思っている、だからあなたたちにわざと近づいたというものだった。

 千川はこれまでにはないほど感情的になって「お前の背後には誰がいる」と声を荒げ若林の胸ぐらを掴む。しかし若林は「俺は脅迫には屈しない。警察に言いたければ言え」と強い決意を見せ、「雨垂れは石を穿つんだ」と呟く。その言葉に千川は目を丸くし、同じ言葉を口ずさんでいた稚菜を思い出す。そしてその瞬間、何者かに襲われ千川は意識を失ってしまう。

 千川率いる脅迫屋は、これまで「警察や探偵では取り扱えない事件を、人を脅して解決する」という看板を掲げ、悪事から人助けまで、依頼とあらばどんな仕事もこなしてきた。その真の目的までは描かれてこなかったが、“恋人の死を糾明するための情報集め”というのも目的の一端を担っていたのではないだろうか。そして千川の過去の話になると目を伏せる素振りをしばし見せている目黒、栃乙女も、千川と共に戦っているのではと想像してしまう。

 これまでの情報を整理すると、「千川の恋人は来栖稚菜」「稚菜は事故死したが誰かに殺された可能性があり千川もそう疑っている」「稚菜の死には雨垂れの会が関係しているよう」「スナオは稚菜の弟で姉の死を探るため脅迫屋に近づいた」「スナオは自分の正体を澪にしか明かしていない」となる。殺人のトリックなどは、推理ドラマなどと比べると若干地味な印象だが、普段は掴めない人間である千川と、真面目すぎるほど真面目な澪の掛け合いや、目黒など準主演のキャラクターなどが上手く描かれている本ドラマ。色々な過去を背負っている脅迫屋は、真相にたどり着けるのか、それに澪はどう絡んでいくのだろうか。

(馬場翔大)