ヤクルトの歴史や「乳酸菌 シロタ株」について楽しく学べる展示ホール/株式会社ヤクルト本社 兵庫三木工場

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ヤクルト本社兵庫三木工場では、「ヤクルト」の原料液や「ミルミル」「ソフール」の製造ラインが見学できる。ヤクルト製品だけに入っている「乳酸菌 シロタ株」の効能や安全重視の検査体制もわかり、見学後にはヤクルト大好きっ子に。エレベーターやキッズルーム、子供用トイレなど設備も充実。<※情報は関西ファミリーウォーカー冬号より>

【写真を見る】エントランスで記念撮影/株式会社ヤクルト本社 兵庫三木工場

ヤクルトの歴史や「乳酸菌 シロタ株」について楽しく学べる展示ホール。なかでも、タッチパネルを使ったゲーム「菌究Labo」は、子供に大人気。

■ 見学ルートをチェック!

見学開始時刻まではフリータイム。「ミルミル」デザインの壁や巨大なヤクルトパッケージの前で記念撮影を。

「乳酸菌 シロタ株」の働きや、全国のヤクルト工場についてレクチャーしてくれる。試飲できるのもうれしい。

ビフィズス菌を培養する巨大なタンクや「ソフール」「ミルミル」などの生産ラインを見学。見学ルートは片道160m!

長い見学ルートには「ミルミル」をデザインしたソファーも。歩き疲れたら、ひと休みしてパンフレットや壁面展示に目を向けよう。

見学ルートの最後には、完成した商品が梱包される様子が見られる。重たい箱をロボットが軽々と持ち上げる様は圧巻。

「乳酸菌 シロタ株」が見られる顕微鏡や、菌と腸のトリビア・クイズなど多彩なコーナーがある展示ホール。

■ 見どころはココ!

<Q.おなかに優しい菌は本当に入ってる?>

<A.1本に含まれる菌の数まで検査>

ヤクルトの製品には、生きたまま腸内に届く「乳酸菌 シロタ株」や「ビフィズス菌 BY株」がたっぷり。工場見学では菌の数まで厳密に検査している様子を見学することも。微生物検査、生菌数検査など150項目以上に合格した製品だけを出荷。

<Q.巨大なタンクはどうやって洗う?>

<A.機械と人の手で洗浄・殺菌>

高さ約6m、直径2.5mのタンクに入っているのは「ヤクルト」約70万本の原料液。洗浄の際には、接合部などを細かく分解して手洗いするため、作業員がタンクに入る。ヘルメットと命綱を身に着けた作業員が洗浄する様子を、模型で解説してくれる。

<Q.「乳酸菌 シロタ株」ってどういうもの?>

<A.生きたまま腸内に届く強い乳酸菌>

「乳酸菌 シロタ株」とは、1930(昭和5)年、代田 稔博士が強化培養に成功した乳酸菌のこと。腸内の有用菌を増やして有害菌の増殖を防ぎ、腸内環境を改善する。展示ホールにある顕微鏡で「乳酸菌 シロタ株」をじっくりと観察しよう。

「ヤクルト」の容器を工場排水処理に利用。微生物の力を利用して水をキレイにしている。

無数のタンクが並ぶ工場内を、歩いている気分に浸れるバーチャルゾーンもおもしろい。

エントランスホールの特製「ミルミル」号で記念撮影。動かないけどテンションアップ!

「ヤクルト類1本作る工程で150項目以上の検査をしています。安全・安心への取り組みにご注目ください」と、ガイドの亀井志穂さん。

■ おみやげはコレ!

乳製品のプラスチック容器をリサイクルした定規やオープナーがもらえる。地球に優しい取り組みへの理解も深まる。 ※内容や色は時期により変更。

おなかの調子を整えるガラクトオリゴ糖が含まれたドリンク。1階の自動販売機でも購入可。

小学生以下がもらえる定規には「ヤクルト」の容器約3本を再利用。

オープナーには「ヤクルト」容器約7本を再利用。大人用おみやげ。

■工場見学DATA/見学可能人数:1〜70人 見学可能時間:9:30〜14:30に30分間隔でスタート(12:00、12:30は除く) 休み:日曜 所要時間:90分 予約方法:3か月前の1日から1週間までに電話かFAX(0794-89-8976)で申込。受付は9:00〜16:00 年齢制限:なし おみやげ:ドリンクと大人はオープナー、子供は定規 ※変更の場合あり 注意事項:製造ラインが終了している場合あり。工場内の撮影は不可>

■株式会社ヤクルト本社 兵庫三木工場<住所:三木市志染町戸田字中尾1838-266 電話:0794-89-8960 入場料:無料 駐車場:無料(30台) トイレ:2か所(おむつ交換台あり) 授乳室:あり 救護室:なし 飲食物の持込:不可 飲食施設:なし(自動販売機あり) ベビーカー:可 アクセス:山陽自動車道三木東ICより10分、または神戸電鉄緑が丘駅よりタクシーで15分>【関西ウォーカー編集部】(関西ウォーカー・編集部)