中国紙・中国青年報は30日、18−35歳の中国人約2000人に聞いたアンケートで67.6%が「1人で食事をするのが気まずい」と回答したという調査結果が出たことを踏まえ、日本の飲食店における「1人飯」文化について紹介する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国紙・中国青年報は30日、18-35歳の中国人約2000人に聞いたアンケートで67.6%が「1人で食事をするのが気まずい」と回答したという調査結果が出たことを踏まえ、日本の飲食店における「1人飯」文化について紹介する記事を掲載した。

 記事は「ここ数年、わが国では単身生活者の数がますます多くなっており、より多くの若者が1人で外出して食事をする際の気まずさに直面し始めている」としたうえで、以前日本に留学し、日本の飲食店でアルバイト経験もあるという陳佳洲さんから見た、日本の「1人飯」文化を紹介している。

 陳さんは「日本の飲食店は1人客用の座席を充実させており、1人客向けの食品を重点的に開発する企業もある。日本の飲食店の多くには、長い机に1人用の椅子が並ぶカウンター席が用意されているのだ。その理由は日本文化と関係がある。日本人は日常生活において他人の目を特に気にする。そして公共の場では他人から注目が集まるのを好まず、飲食店などで他人と同じテーブルに座ろうとしないのである」と説明した。

 また、日本の「1人飯」文化は日本人が抱いている独立への追求心の表れであり、このような飲食文化も生活を楽しむためのスタイルとなっていると解説。それがよく分かる事例として、中国でも人気がある日本のマンガ・テレビドラマ作品「孤独のグルメ」を挙げた。さらに、店にとっても複数人が座れるテーブルを多く設置するよりも、1人客用の席を多数設けることで有効に空間利用できるようになるというメリットがあるとしている。

 一方、中国の状況について陳さんは「集団で卓を囲みながら一緒に食べる『群食』が非常に支持されており、飲食店では日本のような『1人飯』向けの設えは浸透していない。中国では『1人飯』文化はまだ萌芽の段階にあると思う。ただ、この文化は時代の流れに乗ったもので、人びとにより便利で自由な飲食の雰囲気を提供する。生活リズムがますます速まる現在、サラリーマンにとって外食はすでに常態化している。『1人飯』を考慮した店のデザインはこれから中国で大いに発展するのではないかとみている」と語った。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)