楢崎に代わってゴールマウスを守ったGK武田洋平

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[12.3 J1昇格PO決勝 名古屋0-0福岡 豊田ス]

 9月24日の第34節の東京V戦以降、プレーオフを含めた11試合でゴールマウスを守り続けてきたGK武田洋平は、「ホッとしています」とまずは1年でのJ1復帰という使命を果たせたことに安堵した。

 GK楢崎正剛の後継者。名古屋グランパスにとっての長年の課題が解決しようとしている。かつては現在も日本代表の正GKを務めるGK川島永嗣(メス)が在籍。その他、多くのGKが名古屋に在籍した。しかし、1999年に加入以降、J1優勝の歓喜に沸いた2010年、J2降格の憂き目にあった2016年…。いつも名古屋のゴール前には背番号1を付けた楢崎の姿があった。

 ただ風間八宏監督を迎えた今季、サッカースタイルの変革を求める中で、名古屋は序盤から失点を重ねた。攻撃陣はリーグ最多得点を記録し、シーズンを3位で追えた名古屋だったが、失点は65。下から6番目の数字だった。

 そんな中でチームは大きな決断に出ていた。9月17日の第33節、下位に沈む金沢を相手に3失点を喫したチームは、翌節よりGKを武田に変更した。そこからも失点ゲームを重ねた名古屋だったが、成績は好転。そして最後まで武田がゴールマウスを守ることになった。

 この日の決勝でも前半19分に打たれたMF山瀬功治のミドルを手に触ってクロスバーに当てると、直後の跳ね返りをFW仲川輝人に押し込まれたボールも、ライン上でがっちりとセーブした。

「とにかくゼロで抑えられて良かった」という武田。ただ「正ゴールキーパーになったという感覚は全然ない」とも強調する。来年も競争が待っていると話すと、「今年もそうですけど、1試合、1試合誰が出るか分からない気持ちでやっていた。それはずっと続くと思う」と更なる争いを歓迎した。

(取材・文 児玉幸洋)
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