現役最後の一戦で敗れたミゲル・コット(2015年11月21日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】ボクシング、WBO界スーパーウエルター級タイトルマッチが2日、米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)で行われ、王者ミゲル・コット(Miguel Cotto、プエルトリコ)は判定の末に0-3(113-115、113-115、112-116)でサダム・アリ(Sadam Ali、米国)に敗れた。この一戦が最後になると話していたコットは、勝者としてではなくファイターとして現役を退いた。

 37歳のコットは今年8月、王座決定戦で亀海喜寛(Yoshihiro Kamegai)を判定で下してタイトルを獲得していたが、この日は29歳のアリに及ばなかった。

 一進一退の攻防の中、2回にアリは右でコットをとらえたが、ベテランのコットは中盤に巻き返して6回に右で挑戦者の頭にパンチを打ち込んだ。その後もプレッシャーをかけたコットだったが、7回に左の上腕に「何かが起きた」と話したものの、「言い訳はしたくない。サダムが勝ったんだ」と続けた。

 4階級で計6度王座に輝いたコットは、引退の決断に変わりはないと誓った。最後の一戦なのかと問われたコットは「そうだ。自宅で幸せになりたいし、家族と楽しみたい」と応じた。

 リング入場時に起きた大きな歓声は、敗戦後の退場時にも繰り返された。ファンに対してコットは「いつもいつも私を応援してくれてありがとう」とコメントした。

 17年のキャリアでコットは、41勝(33KO)6敗の戦績を残している。
【翻訳編集】AFPBB News