愛人関係は「ビジネス」。普通の恋人感覚で付き合いたい男にはリスクが高すぎる遊びである

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 こんにちは。東條才子と申します。職業は普通のOLですが、常時4〜5名の男性の「愛人」をしております。奥さんのいるお金持ち男性と不倫関係を築く際、最も大切なことは「秘匿性」です。そこで今回は、われわれの取引関係を他に漏らさないための「リスク対策」をお伝えいたしましょう。

 前回も申し上げましたように、奥様から民事訴訟を起こされれば、最大300万円の慰謝料を請求されるリスクがあります。ですから、最も対策をお願いしたいのは、クライアントの男性です。

 基本的には、LINEのパスコードロック、やり取りの履歴の全消去、2ショット等の写真は撮らない、愛人のために使ったクレジットカード(高級ホテルやレストラン代)の明細を絶対に見られないようにする、電話はしない(コソコソしているのが怪しいため)等の対策を、こちらからご提案して、実践していただきます。

 できれば、「愛人専用」のスマホを1台持って頂き、会社から持ち帰らない、くらいの心がけがあれば最高ですね。われわれはビジネスパートナーですから、ウィンウィンで長いお付き合いをするためにも、これくらいはしていただかなければ……短く儚い関係になってしまうのは、本意ではありません。

 もちろん、こちら側もSNSの利用にも最大の注意を払っております。たとえばインスタグラムに、パレスホテル東京のスイートルームからの夜景をアップし、「パレスホテル東京」と位置情報を付加したとしましょう。もし男性の奥様がカードの明細を見て、「○月○日パレスホテル東京」との表示を見つけたら……。

 その日、パレスホテルに「チェックイン」したり、タグ付けしたりしている女性をピックアップすることはいとも簡単です。情報弱者の女性であれば、すぐに身元を特定されてしまうでしょう。情報公開に関しては、「石橋をたたいて渡る」くらいがちょうどいいのです。

◆ビジネスセンスのある男は黙って奥さんと離婚する

しかし、こちらに惚れ込んでくださる男性顧客の中には、積極的に「証拠」を残そうとする方もいらっしゃいます。

・「2人の記念だから」と2ショットを撮りたがる
・スマホのパスコードを頻繁に変えていない
・プレゼントにおそろいの変な携帯ストラップ等を購入しようとする

 旅行先で「箱根キティ」のストラップを揃いで買おうとしていた顧客は、さすがに止めましたが、そんなファンシーなものを奥様に見られてはひとたまりもありません。そんなときの決め台詞はこうです。

 「私、写真よりも、今ここの思い出を目に焼き付けたいの」「お土産もいらない。今ここの思い出を(以下同文)」

 どうしても2ショットを撮影したがる男性、愛人契約のリスクヘッジをご理解いただけない男性には、奥さんとの離婚をご提案させて頂くこともございます。

 リスクを犯してまで私との「思い出」を残そうとする顧客は、それだけ私との取引に「ハマって」いるということですから、大抵が奥さんと上手く行っておられません。「バレたら離婚するから」と、開き直っているタイプが7割くらいでしょうか。

 よって、私が提案した結果、みずから納得して離婚へと進むケースもありますね。バレずにビクビク愛人関係を続けるよりも、離婚して私との取引を選ぶわけです。

 それはそれで、男性の合理的な選択です。合理的な選択の結果、奥様にかけていたお金を私にかけていただけるようになるわけですから、私としてはありがたい側面もあります。このやり方で取引額を倍に増やした知人を私は知っています。

 リスクヘッジができない男性は「離婚」へと導き、ご家族にかけていた費用を削減して頂く。その代わりに、愛人との取引額を大幅にアップさせる。こうした戦略は上級編ですが、ないとも限りません。

 こんなことを日々考えておりますから、奥様方にとっては敵以外の何物でもないでしょう。日頃から、道に外れたことをしているとの自覚のもと、私は愛人業を営んでいるのです。

<文・東條才子>