夏の夜に海へ行くと、浅瀬で小さな青い光が点滅する様子に遭遇することがありますが、その不思議な光の正体は、渦べん毛藻の一種である夜光虫による生物発光です。BioGloはこの海洋性プランクトンの生物発光を利用した小規模のアクアリウムです。

BioGlo - The Bioluminescent Aquarium by Magical Microbes - Kickstarter

https://www.kickstarter.com/projects/microbes/bioglo-living-ocean-light

BioGloが実際にどのような光り方をするかは以下のムービーを見るとよく分かります。

BioGlo - The Bioluminescent Aquarium - YouTube

BioGlonに封入されているPyrocystis fusiformisという渦べん毛藻の一種は、夜光虫と同じように生物発光を行う海洋性植物プランクトンで、プランクトンや生物発光の観察用教材としてもよく使われています。



夜の海を船が進んでいるとき、その軌跡に沿ってほの暗く青い光が見えることがありますが、これは海洋性プランクトンの生物発光によるもの。



夜の海を浮遊する渦べん毛藻に水の動きが刺激となって、藻の中で化学反応が起こって発光するという仕組みです。



つまりBioGlo内の水に動きがなければ、渦べん毛藻はほとんど発光しません。BioGloはうまく生物発光を起こすために、水流が生まれやすい砂時計のようなデザインとなっています。



渦べん毛藻は植物プランクトンなので、光合成によって光をエネルギー源にすることができます。日中に光をしっかり浴びせておけば……



夜になると青く輝きます。BioGloは水流を調整することで、3つの発光パターンを再現できます。



水中に泡を発生させることで、泡の形をした光を作り出せます。枕元にBioGloを置けば淡い光の泡でリラックスして寝られます。



細い水流をガラス壁面に伝わらせれば、まるで稲妻のように渦べん毛藻の光が砂時計型のボディの側面を走ります。



渦を作り出せば、何百もの渦べん毛藻が一斉に光る様子を観察することができます。



耐衝撃性と高い透明度を誇るBioGloの容器は人間工学に基づいてデザインされており、リサイクルも可能。



あらかじめ与えられた栄養分で渦べん毛藻はおよそ4〜6カ月ほど生き続けるとのこと。また渦べん毛藻が入った50mlの高濃度培養液と濃縮栄養液がセットになっています。さらに学生や教育者、アクアリウムファンのために「サイエンス・エクスプローラー・エディション」も用意されており、培養液と栄養液の他に観察用ルーペやスポイト、試験管がセット内容に追加されます。



なお、BioGloは製品化のためにKickstarterで出資を募集中です。出資するとその額に応じて以下の特典がゲットできます。

・65ドル(約7300円)の出資で、BioGloのスタンダード・エディションが1セット

・80ドル(約9000円)の出資で、BioGloのサイエンス・エクスプローラー・エディションが1セット

・120ドル(約1万3000円)の出資で、BioGloのスタンダード・エディションが2セット

・140ドル(約1万6000円)の出資で、BioGloのサイエンス・エクスプローラー・エディションが2セット

日本への発送も可能で、65ドルと85ドルの場合は送料は55ドル(約6200円)、120ドルと140ドルだと送料は90ドル(約1万円)になるとのこと。発送時期は2018年3月と予定されています。

出資目標額は2万ドル(約220万円)ですが、記事作成時点では既に目標額を超える約3万6000ドル(約400万円)が集まっています。プロジェクトの締め切りは日本時間で2018年1月11日(木)の16時59分までとなっており、以下のリンクから出資が可能です。

BioGlo - The Bioluminescent Aquarium by Magical Microbes - Kickstarter