李登輝元総統(中央)

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(台北 2日 中央社)李登輝元総統(94)は2日、台湾の国家正常化や、「一つの中国」「中国法統」といったイデオロギーの束縛からの脱却について「(その実現には)憲政改革が唯一の道」だとの考えを示した。

台湾の主体性の確立を目指す「台湾教授協会」(台北市)のイベントに出席した際に述べたもので、憲政改革は一つの政党だけでなく、与野党が対話し、協力し合ってこそ成し遂げる可能性があるとも指摘した。

また、台湾にとって「民主主義は最も強力な後ろ盾と武器」だとしながらも、改革に着手しないと「(台湾への圧迫を強めつつある)中国によって変えられてしまう」と危機感をあらわにした。

台湾の憲政改革を巡っては、蔡英文総統は今年9月末、自身が党首を務める与党・民進党の党大会で「より完全に運用できる民主憲政体制の構築はわれわれの世代の任務」だとして憲法改正に前向きな姿勢を示している。

(范正祥/編集:羅友辰)