日本初のクアッドカメラスマホが登場!大画面でも持ちやすい新しい「HUAWEI Mate 10 lite」をチェック

既報通り、華為技術日本(以下、ファーウェイ・ジャパン)が11月28日に都内にて「ファーウェイ・ジャパン新製品発表会」を開催し、SIMフリーのAndroidスマートフォン(スマホ)「HUAWEI Mate 10 Pro」と「HUAWEI Mate 10 lite」、Androidタブレット「HUAWEI MediaPad M3 Lite 10 wp」の3機種を発表しました。

本記事では今回発表された3機種のうちのミッドレンジクラススマホであるHUAWEI Mate 10 lite(型番:RNE-L22)について発表会場に併設されていたタッチ&トライコーナーにて実際に試してきましたので、写真と動画を交えて紹介いたします。

なお、発売日は12月8日(金)で、希望小売価格は税別42,800円(税込46,224円)。販売拠点は公式Webショップ「ファーウェイ・オンラインストア」のほか、量販店やECサイト、仮想移動体通信事業者(MVNO)などとなっており、予約販売を実施しているAmazon.co.jpではすでに42,008円(税込)となっています。


HUAWEI Mate 10 liteの前面。本体カラーはオーロラブルーとグラファイトブラックの2色

HUAWEI Mate 10 liteは「HUAWEI Mate 10」シリーズのうちの下位モデルに相当する機種で、上位機種で同時に日本発売が発表されたHUAWEI Mate 10 Proと同様に流行りの縦長ディスプレイを搭載したスマホです。

しかしながら、その性能はミッドレンジからミッドハイレンジクラスにも迫るもので、さらに上位となるシリーズ内の他の2機種にはない前面も背面もデュアルカメラの「クアッドカメラ(4つのカメラ)」を持ち、差別化が図られているなどと意欲的な製品となっています。

本体前面には約5.9インチFHD+(1080×2160ドット)IPS液晶(約407ppi)のタッチパネルディスプレイや2つのフロントカメラ(約1300万画素+約200万画素)、撮影用LEDフラッシュ、通話用スピーカー、照度センサー、近接センサーなどが配置されています。

ディスプレイは前述通り、アスペクト比9:18の縦長ワイドタイプとなっていますが、説明員によると「左右のベゼルが狭い設計となっているため、握った時のサイズ感は5.5インチ相当の機種と変わらない感覚」であるということです。


HUAWEI Mate 10 liteの背面

また背面側には2つのリアカメラ(約1600万画素+約200万画素)や撮影用LEDフラッシュ、指紋センサーがあります。また、背面上下側にアンテナラインが引かれているのが確認できます。

本体外形は横幅75.2mm×長さ156.2mm×厚さ7.5mmと6インチクラス(本機は5.9インチ)のスマホとしては小ぶりで、持った感じでは説明にあったように5.5インチ級のスマホとほぼ同じように感じました。

手の小さな女性には5.5インチサイズでも片手操作はちょっと大変ですが、成人男性(筆者)の手にはがっちりと握ることができるサイズ感でした。重さは約164g。


HUAWEI Mate 10 liteの天面(上)と底面(下)

天面側には動画撮影用マイクがあり、底面側には通話および動画撮影用マイクやmicroUSB(USB2.0・OTG対応)端子、3.5mmイヤホンマイクジャック、外部スピーカーがあります。

バッテリーは内蔵型で交換不可能なタイプで、容量は3340mAhとなっています。チップセット(SoC)はさすがに上位機種が搭載している「Kirin 970」ではなく、ARM Cortex-A53コアの2.36GHz×4+1.7GHz×4のオクタコアCPU「Kirin 659」(HiSillcon Technologies製)を搭載し、4GB RAMや64GB内蔵ストレージなどとなっています。

その他の仕様では2.4GHz帯におけるIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN(Wi-Fi)およびBluetooth 4.2 LE、位置情報取得(A-GPS・GLONASS・BDS)、加速度センサー、電子コンパス、環境光センサーなど。

また本機はSIMカードスロットを2基搭載していますが、4Gと3Gの同時待受機能「DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)」には非対応で、スロット2はGSM専用SIMカードとmicroSDカード(最大で256GBまで)の排他利用となります。

日本国内においてはGSMでの通信・通話は利用できないので、スロット1にSIMカードを挿してスロット2にmicroSDカードを挿して使うのがベターでしょう。なお、SIMカードスロットはどちらもnanoSIMカード(4FF)対応となっています。対応周波数帯は以下の通り。

FDD-LTE: Band 1/3/5/7/8/19/28
TD-LTE: Band 38/40/41
UMTS(WCDMA): Band 1/5/6/8/19
GSM/EDGE: 850/900/1800/1900MHz


SIMカードスロットを取り出したところ

Androidのバージョンは7.0(開発コード名:Nougat)で、ファーウェイの独自ユーザーインターフェース「Emotion UI」はバージョン5.1となっています。




認証画面では日本向けの「技適マーク」もしっかり表示。グローバル版をそのまま持ってきたものではなく、対応電波周波数などが日本向けにカスタムされている

特長の1つである表裏面どちらにも2基ずつ搭載された合計4つものカメラは、どちら側も200万画素のサブカメラによって被写界深度情報を記録し、写真撮影時の風景のボカしなどを効果的に表現することができます。

これはポートレートモードなどの人物撮影などに特に強い効果を発揮します。もちろん、ファーウェイのカメラ機能ではお馴染みの「ワイドアパーチャ」モードや撮影した写真をあとからフォーカス効果を編集することも可能です。




内蔵のカメラアプリはファーウェイお馴染みのUIで、ライカ(Leica)関連の設定項目がない以外は他のファーウェイとほぼ同じ

それでは最後にHUAWEI Mate 10 liteを実際に操作している動画を用意しましたので、ご覧ください。


日本で発売される上位機種のHUAWEI Mate 10 ProはmicroSDカードスロットや3.5mmイヤホンマイク端子がなかったりしますが、HUAWEI Mate 10 liteはこれまでのAndroidスマホの延長で流行りの縦長ディスプレイとデュアルレンズカメラを前面・背面ともに搭載したバランスの良い機種に仕上がっていると感じました。

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記事執筆:河童丸


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