W杯GL突破へ、初戦同様に重要な第3戦の勝利 現方式では突破チームの「65%」が該当

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日本代表も16強進出の2002年、10年大会ではともに白星

 日本代表は来年のロシア・ワールドカップ(W杯)でポーランド、コロンビア、セネガルとグループHで同居することが決まった。

 W杯では初戦の重要性がクローズアップされるが、「終わり良ければすべて良し」との諺があるように、第3戦の勝利がグループ突破に大きく関係するデータも残っている。

 W杯は1998年フランス大会から32チームでの開催となり、各組2位までが突破する方式になった。前回大会までの6大会で、のべ96チームが決勝トーナメントに進出しているが、グループ最終戦での勝利は最後の最後に幸運を呼び込む可能性が高いことを示している。

 96チームのうち、第3戦を勝利したチームは62チーム、引き分けが21チーム、敗戦が13チームとなった。第2戦までに突破を決めているチームがターンオーバーし、戦力を落とすケースもあるため、勝利したチームの割合は「65%」。同様のデータで、初戦を勝利したチームが70チーム、割合にして「73%」を占めたのに比べれば、第3戦での敗戦は決定的な要因にはならない。

 ただ、日本代表を例にとっても2002年日韓大会、10年南アフリカ大会は、それぞれチュニジア(2-0)とデンマーク(3-1)に勝利してグループ突破を果たした。一方で敗退した3大会は、全て最終戦で敗れている。

第3戦勝利で敗退は過去6大会で14チームのみ

 また、第3戦を勝利したにもかかわらず、決勝トーナメント進出を逃したのは過去6大会で14チームしかないというデータも残っている。その中には98年大会で日本に勝利したジャマイカのように、互いに2敗で迎えて敗退が決まった同士の対戦が含まれるだけに、最終戦の時点で突破の可能性さえ残していれば、勝利で締めくくることによって決勝トーナメント進出をつかみ取る可能性は高い。

 日本の対戦順は初戦でコロンビア、第2戦でセネガル、最終戦でポーランド。10月のFIFAランキング7位で今大会の第1ポットに名を連ねたポーランドは、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンで活躍するFWロベルト・レバンドフスキを擁する強豪だが、過去の対戦成績だけを見れば日本の2戦2勝と相性は悪くない。

 第2戦までに2敗せずに可能性をつなぐことさえできれば――。絶対的なエースを擁する強豪に競り勝ち、日本が3回目の決勝トーナメント進出を手繰り寄せる瞬間を見られるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images