【LAオートショー2017】新型メルセデス・ベンツ「CLS」、直列6気筒が復活し48ボルトのマイルド・ハイブリッドを採用

【ギャラリー】2019 Mercedes-Benz CLS: LA 201714


4ドア・クーペの人気を広めたメルセデス・ベンツ「CLS」の第3世代モデルがついに発表された。2010年に登場した先代と比較すると、より洗練されクリーンなデザインになっている。主張が強かったリアフェンダーの膨らみはなくなり、ノーズとテールも整理され、ワイドになったグリルとライトが低い位置に備わる。変わらないのは高いベルトラインとセクシーなルーフだ。全体的に特徴が薄くなったが、成熟したと言えるだろう。

これまで、CLSと言えばそのスタイルが売りだったが、この新型はパワートレインも注目に値する。優美な線を描くボンネットの下には、メルセデス・ベンツ初となる直列6気筒ガソリン・ターボが搭載されているのだ。「CLS 450 4MATIC」に搭載されるこの3.0リッター・エンジンは、最高出力367psと最大トルク500Nmを発揮するが、これに「EQ Boost」と呼ばれる48ボルトの電装システムに接続されたスターター/発電機が組み合わされ、最高出力22pと最大トルク250Nmを発生してエンジンをアシストする。これは他社の48ボルト電装を使ったマイルド・ハイブリッドと同様に、燃費の向上を目的に搭載されたもので、停止状態から発進加速時に電気モーターが後押しするほか、エンジンを停止して惰性で走行させる機能も担う。このパワーユニットは9速オートマチック・トランスミッションとの組み合わせで4輪を駆動し、0-100km/h加速は4.8秒、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)燃費は7.5L/100km(13.3km/L)と発表されている。


欧州市場向けには、他に2種類の3.0リッター直列6気筒ディーゼル・ターボも用意される。「CLS 350 d 4MATIC」は最高出力286psと最大トルク600Nmを発生し、0-100km/hを5.7秒で加速する。「CLS 400 d 4MATIC」は同排気量ながら最高出力340ps、最大トルク700Nmに高められ、0-100km/h加速は5.0秒。NEDC燃費はどちらも5.6L/100kmとなっている。発売当初はこれらの6気筒エンジンのみだが、遅れて各種4気筒エンジンも追加される予定だという。また、市場によっては「4MATIC」の他に後輪駆動の設定もあるようだ。

サスペンションは前4リンク式、後5リンク式。オプションで可変ダンパーを備えた「DYNAMIC BODY CONTROL」や、「AIR BODY CONTROL」エアサスペンションも装備できる。


【ギャラリー】2019 Mercedes-Benz CLS33


新型CLSで驚きが感じられないのはインテリアだろう。他のメルセデスと同じように、高級なレザーを多用し、広範囲にウッドが使われ、多数の金属製アクセントが見られる。メーター・パネルとインフォテインメントのスクリーンは、映画『2001年宇宙の旅』に出てくる黒モノリスのような黒いパネルに統合されている。アンビエント・ライトがダッシュボード、センターコンソールだけでなくエアベントにも組み込まれており、メルセデスのユニークな「ENERGIZING Comfort」という機能において重要な役割を果たす。これは車内の雰囲気を6種類(Refresh/Freshness,、Warmth、Vitality、Joy、Comfort/Well-Being、Training)から選べるというもので、照明、空調、音響、シート(ヒーター、ベンチレーション、マッサージ機能)がそれぞれのテーマにあった設定に総合的に制御される。さらにTrainingのマッサージには、3つのモードが用意されている。もちろん、最新のメルセデスとして、レーンキーピングをはじめ、コーナーでは自動的に速度を調整するアダプティブ・クルーズ・コントロールなど、多くの運転支援機能も搭載されている。


メルセデスは新型CLSの登場を記念して、発売から約1年の期間限定で「エディション1」と呼ばれる特別仕様車を設定する。エクステリアはAMGラインや20インチの軽量ホイール、アダプティブLEDヘッドライトなどが標準で装着され、インテリアもブラックのナッパ・レザー、ブラックのアッシュ・ウッド、カッパーのアクセント、IWC製アナログ時計などが装備される。

新型CLSは、欧州では2018年3月に発売となる予定だ。


By JOEL STOCKSDALE
翻訳:日本映像翻訳アカデミー

【ギャラリー】2019 Mercedes-Benz CLS: LA 201714


【ギャラリー】2019 Mercedes-Benz CLS33



■関連動画