30日、韓国・梨花女子大が、キャンパス内の初代総長・金活蘭像前に学生らが無断設置していた「親日行為」を知らせる看板を撤去した。設置に携わった学生らはこれに猛反発している。写真は梨花女子大と金活蘭像。

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2017年11月30日、韓国きっての名門女子大、梨花(イファ)女子大が、キャンパス内の初代総長・金活蘭(キム・ファルラン)像前に学生らが無断設置していた「親日行為」を知らせる看板を撤去した。設置に携わった学生らは「再設置に向けた対応方案を準備したい」と学校側に強く抗議する意思を明らかにした。ハンギョレ新聞などの韓国メディアが報じた。

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韓国女性教育の先駆者と言われる金活蘭だが、日本統治時代にコラムや講演を通じて学徒兵の募集と慰安婦への参加を積極的に奨励したとして「親日派」との評価がある。先月13日、同大の学生らがつくる「親日清算プロジェクト企画団」は、学生1000人余りの募金を元に、その親日行為を糾弾する看板を設置した。看板には「梨花は親日派・金活蘭の銅像が恥ずかしいです」というタイトルの下、彼女の「親日行動」や発言が記載されていた。

大学側はこの看板について「適法な手続きを経ずに設置された」として24日までに自主的に撤去するよう企画団に要請していた。しかし企画団が撤去に応じなかったため、大学側は27日にホームページで「手続きを経ていない建造物は撤去する以外にない」と改めて通告。結局同日、看板を撤去した。

一方、企画団は文書を通じて「看板を片付けたからといって金活蘭の親日行為が消えるわけではない」とし、「大学は親日派の銅像問題に対して自己省察や討論を行わず、沈黙で隠蔽(いんぺい)している」と批判した。チョン・オジン企画団長は「大学が最低限の通報もなしに奇襲的に撤去したため、29日に抗議の訪問をした」と話し、「撤去された看板は学生文化館に臨時展示する予定で、今後復活に向けた議論をしていきたい」と明らかにした。

こうした報道に韓国のネットユーザーから1000を超える多数のコメントが寄せられているが、「大学が歴史を歪曲(わいきょく)、隠蔽しようとしている」と学生側に立つ意見が大勢を占めている。コメント欄には「自ら親日派を認めた」「学生は生き生きとしているのに、大学は年老いた自称知識人ばかり」「看板を隠しても事実が隠れることはない。いつか認めて反省しなければならない日がやってくる」など大学への非難の声が並んでいる。

また「梨花女子大の学生を応援します!頑張って」と学生への応援メッセージも多数あり、「国民の募金を集めよう。梨大のみんな、ファイト」「民主主義が生きているという感じだ。梨大の学生たち、すてきだね」といったコメントも。

さらに金活蘭について「ただ日本がいいという文章を書いただけでなく、女性たちを慰安婦として売り払った張本人だ」と糾弾する人もおり、「親日だったなら銅像自体を撤去しなきゃ」との声もあった。(翻訳・編集/松村)