11月の外国為替市況は、6日に一時1ドル=114円台後半まで円安・ドル高が進んだが、その後は輸出企業が海外で得たドル資金を円に換える実需が強まったことで円高に振れて推移した。
 さらに、米国政治の先行き不透明感や、米国の長期金利の低下などを材料にして月後半のドル円相場は、1ドル=111円付近の円高・ドル安水準が続いた。
 こうしたなか、企業倒産は依然として沈静化が続き、11月の「円安」関連倒産は2件(前年同月3件)だった。また、「円高」関連倒産は2カ月ぶりに発生なし(前年同月1件)だった。
 外国為替市場での月末のドル円相場は、予想を上回る好調な米国の経済指標を受けて、ドル高に振れたが、依然として朝鮮半島情勢など地政学リスクを抱えていて、今後の為替相場の動きには注意を怠れない。