ラブゲッティとは何か?

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2017年11月に「たまごっち」が20年ぶりに復活することが話題となりました。「たまごっち」は、携帯型ペット育成ゲームとして一大ブームを巻き起こしたものです。この「たまごっち」にはさまざまな便乗商品が作られました。そのひとつが「ラブゲッティ」です。

出会い系ツール?

「ラブゲッティ」は双方向の通信が可能な携帯型端末でした。男性用、女性用のラブゲッティがあり、それを持ち歩いていると、持っている人が5メートル以内に入ると反応が来るというものでした。「ともだちモード」「カラオケモード」「ラブラブモード」の3つのモードがあり、それぞれのリクエストが一致すれば出会い成立というわけです。ゲーム性があって面白いツールでしたが、それほどブームにはなりませんでした。

なぜ廃れてしまったのか?

なかなかのアイデア商品といえる「ラブゲッティ」がはやらなかったのはなぜでしょうか。まずは、同じアイテムを持っている人が半径5メートル位内に入るというのはけっこうな希少な確率になります。「ラブゲッティ」は133万個を売り上げたようですが、それでもすべての人が持っているわけではありません。東京の本当の繁華街などは可能性があるかもしれませんが、地方などにおいてはほぼ出会いの可能性はゼロでしょう。さらにこうしたツールの常でもありますが、男女比に偏りがあったのも敗因といえるかもしれません。

IT実験ツール

「ラブゲッティ」はWi-FiやBluetoothなどを普及させるためのIT実験ツールだったと見るのが妥当なのかもしれません。1990年代の後半は、現在では当たり前となっている通信環境、情報環境を整えるための社会実験がさまざまな場所で行われていた、いわば過渡期の時代ともいえるかもしれませんね。